デザイン参考サイトの探し方
- 投稿日:2015年08月06日
- 作成者:weblab
- カテゴリ:デザイン
「とんがったデザイン」と聞いて、あなたはどんなイメージを思い浮かべますか。色や写真を沢山使った、ド派手なデザインでしょうか。あるいは、広大な余白にポツリと文字が浮かんでいるデザインも、見る人によっては「とんがって」いるかもしれません。
ホームページ制作会社に「どんなデザインにしたいですか?」と聞かれたとき、多くのWeb担当者はデザインイメージを言葉で伝えることの難しさに直面します。自分ではちゃんと伝えたつもりでも、あがってきたデザインが全く想像と異なっている場合、多くはデザインイメージを共有できなかったことに原因があります。
だからこそ、「かっこいい」「女性的」といった言葉だけでなく、目で見て確認できるような資料が必要です。美容院に行くとき、イメージしている髪型を伝えるため、モデルや芸能人の写真を持っていくことは珍しくないことです。
希望するデザインイメージを伝えるための資料を「デザイン参考資料」、その中でも参考となるホームページを「デザイン参考サイト」と呼んだりします。今回はそんな「デザイン参考サイト」の探し方についてご紹介します。
デザイン参考サイトの探し方
- 競合を検索して、デザインの傾向をつかむ
まずは同じ業界でしのぎを削る競合他社のホームページを調べるところから始めましょう。どんな業界にもデザインの傾向があり、それを把握しておくことに損はありません。「トップページはこの会社がイメージに近いな」
「会社案内や沿革はこの会社が見やすいな」そんな風に、ページごとに見比べてみても効果的です。完全に同じ業界でなくとも、サービスが似ている業界、ターゲットが似ている業界などであれば参考になる部分は多いでしょう。
傾向を知った上で、その傾向に乗っかるか、あえて無視して独自性を強調することもできます。商材・サービスの特徴やマーケティング戦略によって使い分けるようにしましょう。 - ギャラリーサイトから検索する
理想の髪型を探すためにヘアカタログがあるように、ホームページを探すときにも、優れたホームページを紹介しているカタログがあります。「ギャラリーサイト」と呼ばれるサイトにアクセスすると、膨大な数のホームページを閲覧することができます。
ギャラリーサイトの優れた検索機能を使えば、色や業界、カラム数などからホームページを絞り込むことができます。ギャラリーサイトは国内外に数多く存在しますが、日本では下記のようなホームページが有名です。■ I/O 3000
http://io3000.com/■muuuuu.org
http://muuuuu.org/■straightline™ bookmark
http://bm.straightline.jp/■WebDesignClip
http://www.webdesignclip.com/■イケサイ
http://ikesai.com/■ARTNOC
http://www.art-noc.com/■Wonder Bookmarks
http://bm.wonderboxstudio.com/■81-Web
http://81-web.com/■.SG_bookrmark
http://bookmark.dot-sg.com/ - 雑誌や書籍など、紙媒体もチェック
ギャラリーサイトだけでなく、雑誌や書籍といった紙媒体でもホームページがまとめられています。中には制作者のインタビューがセットになっていて、細かな解説付きで掲載されている場合など、ギャラリーサイトとは違った視点でデザインを調査することができます。また、近年はポスターのように大きな画像一枚で勝負するホームページも増え、Webデザインとグラフィックデザインに隔たりがなくなってきました。そのため、街角のポスターやチラシのデザインも大いに参考になることでしょう。
デザイン参考サイトはオリジナルの礎
参考サイトを真似るのではなく、オリジナルで勝負したいという方もいらっしゃるかもしれません。しかし、この時代どんな制作物にも「元ネタ」があるものです。色や形を丸々真似てしまうのではなく、部分的に参考にする程度であれば、参考サイトはむしろオリジナルデザインのヒントとして大変有効です。
様々な参考サイトに目を通し、ホームページ担当者とイメージを共有できるように心がけることで、ホームページのデザインはより良くなります。制作会社にデザインを依頼する際は、ぜひいろいろな資料を集めてみましょう。