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canonicalの正しい使い方と基礎知識

canonicalの正しい使い方と基礎知識あなたは、canonical属性タグをご存知でしょうか。HTMLを利用するエンジニアであれば、聞いたことがある情報かもしれません。canonical属性タグを正しく使えるようになると、ホームページを作成した際に、綺麗な構造でサイト設計ができるようになります。今回は、canonical属性タグが、どのような役割を果たしているのか分かりやすく説明していきます。

canonicalとは?

そもそも、canonical属性タグという言葉自体を聞いたことがないという方も多いと思います。HTMLを利用する機会がない方であれば、全くご存知ないと思います。canonical属性タグとは、2009年を境として、大手の検索エンジンサイトが採用し始めた機能で「正式なURLを検索エンジンに伝えるURLの正規化を目的としている」ものとなります。一般的にlink要素の中で属性値として利用されており、head要素の中で利用します。

このような説明の仕方では全く意味が分からないと思いますが、canonical属性タグを設定することで、ホームページ内に重複するページがあったとしても、検索エンジンに優先させるべきページを伝えることが可能となり、優先しないページは重複ページであることを伝えることができると理解してください。

URL正規化とは?

ホームページ運用者でも、URL正規化という言葉を知らないという人も多いと思います。いつもであれば重複ページを見つけても、リライト・修正し更新していると思います。これからは、ホームページ運用の1つの技としてURL正規化という言葉を覚えてください。どうしてもホームページを運営していると、複数のコンテンツが同一コンテンツとして存在してしまうことがあります。決して、同じように作成したつもりはないのですが、ホームページの仕様でそのようなことになってしまうのです。このとき、インターネット上で評価してほしいURLを検索エンジンに明示することを、URL正規化と呼びます。

どのような場合に使うと良いか

一般的に、canonical属性タグは、重複ページが存在する場合に利用します。例えば、重複ページが存在するにも関わらず、何の対策も行わずに問題点を放置していたとします。重複ページに関する問題点を放置し続けると、クローラーが問題のあるホームページをインデックスしようとします。このとき、インデックスされた複数のページは重複ページとなりますので、ホームページ自体に問題があると判定されてしまいます。これでは、ホームページ上に同じようなページが存在しており、訪問者にとって良くないサイトだと思われてしまうため検索順位が下がってしまいます。このような問題を防ぐためには、上記で説明したURL正規化が欠かせません。例え重複ページが存在していたとしても、読ませるべきページを明示しておけば、独自性のないサイトだと思われることはありません。

canonicalの正しい使い方

canonical属性タグには、様々な利用方法がありますが、基本的な正しい使い方をご紹介しておきます。基本的にcanonical属性タグは、head要素の中で利用します。body要素の中で使っても、Googleは無視して処理しないので、気をつけなければいけません。では実際にhead要素に書く場合の参考例をご紹介したいと思います。

<head>
<link rel=”canonical” href=”http://www.weblab.co.jp/”>
</head>

ここで間違ってはいけないのは、インデックスさせたい方のURLを記述するということです。canonical属性タグは、認識させない方のURLを記述するのではありません。これを誤ってしまうと、自分がインデックスしたいページが思うようにインデックスされなくなるため、気をつける必要があります。今回の参考例であれば、http://www.weblab.co.jp/がインデックスさせたいページとなります。

canonical属性タグと関連する注意点とは?

canonical属性タグを利用することで、ホームページ上に重複ページが存在していたとしても、インデックスされることを防ぐことができます。また、評価してほしいページを検索エンジンに明示することができるため非常に便利な設定だと言えるでしょう。しかし、canonical属性タグを誤った利用の仕方をしてしまうと、どうなってしまうかご存知でしょうか?利用方法を間違えると、インデックスしてほしいページが、全くされなくなってしまいます。ホームページ運営者にとって、インデックスされてほしいページが全くされないのですから、非常に大きな問題につながってしまいます。間違った知識で安易に運用すると、このような問題が発生してしまうため、正しい知識のあるエンジニアに実施してもらいましょう。

最後に

canonical属性タグを利用すれば、URL正規化を行うことができます。アクセスするURLが1つで問題ないのであれば、301リダイレクトという手段を利用すれば、正規化できますので状況に応じて使い分けても良いでしょう。基本的には、ホームページ上に重複ページが存在しないように運営することが大切です。もし、重複ページが存在してしまった場合は、canonical属性タグの存在を思い出して有効に利用していただきたいと思います。インデックスしてほしいURLを明示することで、サイト内の構造もインターネット上で有利なものとなります。

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