注目される「オウンドメディア」立ち上げ時に気をつけたいこと
- 投稿日:2016年01月29日
- 作成者:Ozawa
- カテゴリ:マーケティング
あなたはオウンドメディアというものをご存知でしょうか?
オウンドメディアとは、ホームページやブログ、FacebookやTwitterといったソーシャルネットワークサービス(SNS)、広報誌や冊子など、自社運営のメディアのことを言います。
広報誌や冊子などは皆さんもご存じのように、昔から行われていたマーケティング手法ですが、近年ではSNSやブログなどが一般化することで、再度オウンドメディアが注目を浴びるようになりました。
広告などでは基本的にスペースに制限がされており、本来伝えたい情報が十分に伝えられないということが多々あります。そんな時にオウンドメディアが有効なのです。
特に最近増えてきているのが、「お役立ちコンテンツ」といった、自社商品の購買に直接はつながらないけれども、自社商品の周辺知識をユーザーに提供するコンテンツです。最終的に自社商品に興味を持ってもらうように仕込んだり、共感を持ってもらうことを目的としたものが増えてきています。
そのようなオウンドメディアが増えてきていることの1つに、SEOの変化があります。
以前までは、検索エンジンの上位に表示されるためには、どれだけ他のホームページからリンクをもらうかという“被リンク”の数で決まっていました。
しかし、現在ではリンクよりもホームページに掲載されているコンテンツ(記事)の質や量が重要になってきました。ユーザーからの支持を得られるようなコンテンツにしようと思えば、必然的に、オウンドメディア的なアプローチになっていくのです。
ユーザー獲得のために必要なこと
オウンドメディアをユーザーに継続的に見てもらうためには、頻繁に更新をする必要があります。また、更新するだけではなくそのサイトに乗せている情報が読みやすく、ユーザーにとって理解しやすい内容である必要があります。そうすることで、ユーザーに共感してもらいやすくなります。
そのためにも以下の3点を注意して更新していく必要があります。
- Wikipediaのようなただ情報を載せるのではなく、オリジナルな情報を発信する
- ユーザーの課題や悩みが読むことによって解決できるような内容を掲載する
- 自社だからこそ発信でき、他社との差別化を図れる情報を掲載する
ただ、オウンドメディアによってファンを増やしていく手法は、ブログやSNSを用いるので、発信した瞬間効果が出るのではなく、じわりじわりと効果が出てくる感じです。
長期的な施策になるので、途中で目的を見失い挫折したり、軸がぶれないように注意する必要があります。
自社Webサイトでユーザーを獲得のためにチェックすること
オウンドメディアを通じてファンを獲得するためには、ホームページに乗せるコンテンツがとても重要ということが分かったと思います。さらなるユーザー獲得のためにも自分のホームページが以下の内容を合格しているかチェックしてみてください。
1)そのテーマについて十分な情報量があるか?
そのメディアのテーマについて、ある程度の情報量が無いと、SEOで上位表示するのが難しく、そもそも誰にも見られないホームページになってしまいます。アクセス数を増やすためにもまずクリアしなければいけないポイントです。
2)各ページに、検索ワードを設定しているか?
ページ数も重要ですが、ユーザーが検索した際に検索ワードにヒットしなければ意味がありません。
ページ数を増やすのは最初のうちはいいことですが、ある程度ページ数ができてきたら、ユーザーが検索した際に、自分のブログなどが見てもらえるようなページを作成するように意識する必要があります。
3)掲載している情報は他社と比べて優位になっているか?
ユーザーが継続的に来ていただくには、ユーザーの関心にこたえる必要がありますが、それだけでは不十分です。単なる役に立つ情報を掲載するだけではなく、他社よりも自社のほうが優れている必要があります。そうすることで、競争を勝ち残ることができます。
4)ユーザーのスタートからゴールまでしっかりしているか?
広告やSNSなどから導いてきたページ(スタート地点)は、しっかりユーザーが読みたくなるような内容になっているか?記事だけではなく、関連コンテンツもだた貼っているのではなく、自社が発信している情報に関心を持ってもらえるようなリンク集になっているか?ゴール(購入やファン化)に向けて、道筋ができているか?
これらが最終的には大事なポイントになります。スタートやゴールがおろそかになっていると、本当に重要な情報が載っていても、売上や利益につなげることができません。
以上がホームページやブログを作成するうえで重要になるチェックポイントです。もし、チェックしてみて不足している点があれば改善するようにしてください。オウンドメディアを使いこなすのには時間がかかりますが、継続していけば効果は必ず出るのでぜひ頑張ってください。