ディスプレイ広告とは?特徴やリスティング広告との違いを解説
- 投稿日:2023年01月17日
- 作成者:weblab
- カテゴリ:マーケティング
インターネット上には多数の広告があり、広告運用者は様々な手法でユーザーへアプローチしてCV獲得につなげています。
そして、インターネット広告といっても、ディスプレイ広告やリスティング広告など、その広告手法は多種多様でそれぞれに特徴があります。
今回は、その中の一つ『ディスプレイ広告』について、言葉の概要や具体的な種類やリスティング広告との違いなどをわかりやすく解説していきます。
目次
ディスプレイ広告とは?
ディスプレイ広告とは、Webサイトやアプリの広告枠に表示される、テキスト・画像・動画などで作成された広告全般のことを指します。その多くはバナーで表示されるため、『バナー広告』とも呼ばれていますが、Webコンテンツに連動して表示されるため、コンテンツ連動型広告とも呼ばれています。
つまり、Webサイト内でコンテンツを閲覧している最中に表示される広告は、ディスプレイ広告です。
ディスプレイ広告の種類
ディスプレイ広告では『複数の広告媒体を集め、広告配信を実施するネットワーク』を作成し、そのネットワークで広告を配信できるアドネットワークという配信の仕組みを利用します。
ディスプレイ広告には多様な種類がありますが、特に主流になっているのが以下のアドネットワークです。
- Googleディスプレイネットワーク(GDN)
- Yahoo!ディスプレイ広告(YDA)
Googleディスプレイネットワーク(GDN)とは、Google広告が利用できる広告配信機能のことで、Googleアドセンスなどの広告枠に出稿できるサービスです。200万サイト以上のWebサイトに広告表示が可能です。
一方でYahoo!ディスプレイ広告(YDA)とは、Yahoo!が運営している広告配信媒体です。Googleが世界配信などに対して、Yahoo!ディスプレイ広告は日本への広告配信が中心となります。日本国内では非常に有力な広告手法のひとつといわれているため、サービスとの相性を考えながら選んでいくと良いでしょう。
リスティング広告とはどう違うのか?
似た広告の形態として、『リスティング広告』があります。こちらも多く見られる広告です。ディスプレイ広告との違いを見ていきましょう。
ディスプレイ広告とリスティング広告の違い
それぞれの広告手法の違いは次のとおりです。
ディスプレイ広告 | リスティング広告 | |
---|---|---|
掲載場所 | Webサイト・アプリの広告枠 | 検索結果画面 |
広告形式 | テキスト・画像・動画など | テキスト |
ターゲット | 潜在層 | 顕在層 |
配信判定方法 | 自社と関連性のあるユーザー・粘性や性別などによる指定・顧客データによる指定 | キーワード指定 |
クリック単価 | 低価格で運用可能 | 運用費用が高価格帯になりやすい |
ディスプレイ広告のメリット
ディスプレイ広告を運用するメリットは、次のとおりです。
幅広い箇所への掲載
リスティング広告は、ユーザーが指定のキーワードを検索した時に表示されます。しかし、ディスプレイ広告は数多くのWebサイトに掲載できるため、より広いユーザーに訴求できます。
そのため、検索結果の画面という狭いエリアにとらわれず、自社の商品やサービスの認知を広げることができます。
ビジュアルの強さ
リスティング広告では、広告形式がテキストに限定されますが、ディスプレイ広告なら画像や動画などが有効利用できるため、表現の幅も広がり、目につきやすくなります。特に、テキストだけでは情報が伝わりづらい商品やサービスの場合は、ディスプレイ広告を利用することで、その魅力を伝えやすくなるでしょう。
リターゲティングできる
ディスプレイ広告は、潜在層へのアプローチに長けており、リターゲティングを行うことでより効果が望めます。最初は、特に気にしていなくても何度も広告を目にすることで、関心度を高められるメリットがあります。
ディスプレイ広告のデメリット
一方で、ディスプレイ広告のデメリットは、次のとおりです。
リスティング広告に比べてCVRが低い
ディスプレイ広告は、潜在層に働きかけるため、短期的なCV獲得には向いていません。もし、ユーザーがはっきりとした購買意識を持っているのなら、キーワード指定でアプローチできるリスティング広告の方が良いでしょう。
改善の難しさ
ディスプレイ広告は、非常に幅広い媒体で広告の配信を行います。そのため、ターゲットが広くなりがちです。もし、広告改善を行いたいと思っても、問題の原因を見つけづらく分析・改善の実施が難しいというデメリットがあります。
まとめ
今回は、ディスプレイ広告について紹介しましたが、決してリスティング広告よりも優れているということはありません。なぜなら、広告手法によってターゲットや傾向が違うからです。
また、ディスプレイ広告といっても、Googleディスプレイネットワーク(GDN)とYahoo!ディスプレイ広告(YDA)では、広告の配信先が大きく異なります。そのため、それぞれの広告の特徴を理解して、自社に適した運用をしていきましょう。