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「仕様変更」がやってくる 外部サービス連携の落とし穴

「仕様変更」がやってくる 外部サービス連携の落とし穴皆さん、Google Analyticsは使っていますか?ホームページの担当者であれば、Google Analyticsを使って様々なデータを収集・分析し、しっかりとPDCAサイクルを回していかなければなりません。そのためには定期的にGoogle Analyticsの画面を開き、各データにどのような変化があったのか観察する必要があります。

さて、そのように定期的にGoogle Analyticsをお使いの方はご存知かも知れませんが、近年「ユニバーサルアナリティクス」と呼ばれる新しい仕様への移行が進んでいます。これはユーザーの操作にかかわらず、ほうっておくだけで更新されてしまう自動アップデートが始まっていますので、「久しぶりに開いたら管理画面が変わっていて驚いた」という方もいらっしゃるかも知れません。

Google AnalyticsはGoogle社が提供する無料のアクセス解析ツールです。Googleといえば検索エンジンで有名ですが、彼らが検索エンジンの仕組み(=アルゴリズム)を日々改善しているように、Google Analyticsについても着々と開発を進めています。「ユニバーサルアナリティクス」への移行は、彼らの開発の結果を形として提供するものであり、ありがたいことに私達ユーザーは無料でその恩恵を受けることができます。 と、ここまではとてもハッピーな話なのですが、そういった新しい仕様への移行には、実は幾つかの落とし穴が存在しています。今回はそんな外部サービス連携の仕様変更についてお話します。

機能強化とバグフィックス

基本的には、サービス改善のための仕様変更はユーザーにとって良い影響を与えることが多いものです。例えばユニバーサルアナリティクスへの仕様変更は、以下機能について新しく提供されると発表されています。

・User ID を使った複数データの結び付け
・詳細なクロスデバイストラッキング
・設定オプションの合理化およびユーザーインターフェイスの改善

詳細は省きますが、どれもユーザーにとって良い影響をもたらすものばかりです。
最近では、スマートフォンアプリのアップデートなども身近になりました。アプリの場合も開発者側がバージョンを更新し、ユーザーはその差分(パッチ)をダウンロードすることで機能の改善やバグの解消といったサービスを受けることができます。

仕様変更にかかるコスト

しかし、これらの恩恵を受けるために、ユーザー側が再設定を強いられる場合が少なくありません。

例えばGoogle Analyticsのユニバーサルアナリティクス移行では、各ページに埋め込む「トラッキングコード」について、再取得して設定し直すよう求められています。古いトラッキングコードをそのまま使うことですぐにGoogle Analyticsが機能しなくなるわけではありませんが、Googleの公式なサポートから外れてしまうため、トラブルなどが発生した際、どうしようもできなくなってしまいます。

さらにショッキングな例を出しましょう。facebookは新しいプラグイン「PagePlugin」の発表とともに、これまで使われていたプラグイン「Likebox」を6月末に廃止すると発表しました。こちらはサポートから外すのではなく、完全な廃止ですので、そのプラグインが全く使えない=表示されないことになると予想されています。Likeboxは日本でも人気の高いプラグインの一つであり、多くの担当者がその修正、つまり新プラグインへの差し替え作業に追われることになるでしょう。

仕様変更に強いページづくりと、仕様変更に強い担当者づくり

これらの仕様変更は、各サービスにおいて今後も間違いなく起こることであり、サービスを使い続ける限り、ユーザーは対応を避けられないものです。
そこで重要なのは仕様変更を見越したページづくりです。Google Analyticsのコード修正を例にしても、すべてのページに手打ちで変更しなければいけないのか、あるいはCMSなどで一括修正ができるのかによってかかる手間が変わってきます。仕様変更はあるものだという認識のもと、変更・修正が楽なページ作りを行うと良いでしょう。
もちろん、そもそも仕様変更があることをキャッチできるようになることが大前提です。例えばGoogleやYahoo!はウェブマスター・開発者向けにスタッフブログを通して各種情報提供を行っています。今後は定期的にWebに関するニュースに目を通して、急な仕様変更にもしっかりと対応できるようにしていきましょう。

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