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サイト職人スタッフブログ

CDNの導入でリッチコンテンツの高速表示を実現

CDNの導入でリッチコンテンツの高速表示を実現

「動画背景」に関する記事でお伝えしたように、ホームページは新しい技術によって進化している一方、データ容量の肥大化が問題となっています。
データ容量が大きいと、ユーザーは表示に相当な時間を費やしてしまいます。俗にいう「重いサイト」になるのです。「重いサイト」はユーザーに多くのストレスを与えるため、直帰率・離脱率の上昇をもたらしてしまいます。そのため、表示速度の高速化はホームページ制作にとって永遠のテーマと言われています。
かといって、旧来通りの技術しか使わないのでは、新しい技術を取り入れた競合サイトと比べ見劣りするものになってしまうのも事実。目を引く技術とホームページの軽さという両天秤にかけながら、ホームページの作成を行うことが重要です。

ホームページの表示が重くなる理由は、2つあります。
1つは単純に、ユーザーの回線速度とコンテンツ容量が釣り合わず、情報の取得に時間がかかってしまうこと。
もう1つは、多くのユーザーからアクセスを受けている際、ユーザーそれぞれに対して大きな容量を送らなければいけないため、サーバーに負荷がかかってしまうこと。つまりユーザー側(クライアントサイド)と提供者側(サーバーサイド)の問題に分けられるのです。

前者については、とにかく容量を軽くするしか方法がありません。あるいは回線速度を測定し、低速回線で接続している人に対してはコンテンツを表示させないなどの方法も考えられますが、あまり現実的とはいえないでしょう。
後者については、いくつか手立てがあります。今回はその中から、CDN(Content Delivery Network)という方法をご紹介します。

CDNの仕組み

はじめに、CDNの仕組みについて簡単にみていきましょう。

まず、根本となるWEBサーバーがあります。ホームページのデータが置かれているサーバーですね。通常、このサーバーは一つであり、オリジンサーバーと呼びます。
このオリジンサーバーにあるコンテンツに、一気にアクセスがあったとします。それぞれのリクエストに対して容量の大きなデータを返していくため、オリジンサーバーに大きな負担がかかります。最悪の場合サーバーがダウンしてしまうかもしれません。

ここでCDNの登場です。CDNとは、ユーザーとオリジンサーバーの間にキャッシュ用のサーバーを追加して、オリジンサーバーへの負荷を低減するネットワークのことを指します。

つまり、ユーザーからアクセスを受けるサーバーを幾つかに分散させるのです。これにより、一つのサーバーにアクセスが集中することがないため、サーバーの負荷を減らすことができます。

CDNの使いどころ

CDNはコンテンツに手を加えることなくサーバーの負担を軽減できる優れた方法です。
しかし、当然ならがCDN環境の維持にはコストがかかります。何千、何万というユーザーが同じ時間にアクセスすることが見込まれるホームページなど、規模的な部分を含めて検討し、使いどころを見定める必要があるでしょう。

ホームページの高速化のために

冒頭でもご紹介した通り、表示速度の高速化はホームページ制作において永遠のテーマです。
極論を言えば、プログラマーの書くコードが一行増えたり減ったりするだけで、表示速度は変化します。画像ファイル軽量化のように手軽にできるようなものから、今回ご紹介したCDNのような大規模なものまで、その方法は様々です。まずは簡単に気をつけられるところから手をつけて、それでも対処できないケースでは、CDNを使うことを検討しましょう。

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