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日本語ドメインのメリット・デメリット

日本語ドメインのメリット・デメリット

あなたは、ホームページを運営する際に日本語ドメインを利用していますか?日本語ドメインとは「サイト職人.com」「ウェブラボ.jp」など、ホームページのアドレスに日本語を含んだもののことをいいます。

日本語ドメインは、2001年2月に日本レジストリサービス(JPRS)にて汎用JPドメイン名の一形態として登録サービスが開始されました。

これまで、「日本語ドメインは検索エンジンで上位表示されやすい」など、様々な情報が流れていました。実際にドメイン内にキーワードが含まれていれば上位表示されやすくなる時期もあったようですが、現時点ではそこまで大きな効果はないようです。
それでも、日本語ドメインを使うことのメリットは存在します。逆にデメリットや注意点もありますので、紹介します。

日本語ドメインのメリット

日本語ドメインを使うことの最大のメリットは、何といってもユーザーにとっての「わかりやすさ」「覚えやすさ」にあるでしょう。

例えば「ウェブラボ」や「サイト職人」、「ホームページ作成」など、会社名やサービス名、業務内容をそのまま日本語ドメイン名として利用することで、「どんな会社なのか」「どんなサービスなのか」をすぐに認知してもらうことができ、かなりのインパクトがあります。取引先についても、普段慣れ親しんだ日本語であれば一目で覚えてもらえるので、社名を検索する、名刺を見てURLを打ち込む、といった手間が省けます。

また、GoogleやYahoo!など、検索エンジンの検索結果画面では、そのキーワードが含まれたURL部分が太字で強調されるので、通常の英字ドメインよりも視認性が高く、目立たせることができます。その結果、クリック率が上がり、ユーザーが訪問してくれる確率が高くなるでしょう。

最後に、外部のホームページからリンクを貼られる時、自動的にアンカーリンクにキーワード含んだ日本語が入る形になるので、アンカーリンク効果を得られることはSEO効果として期待できるでしょう。

日本語ドメインのデメリット

日本語ドメインを使うことについてはデメリット、注意点も存在します。

まず、メールアドレスが使いにくいという点があげられます。日本語ドメインは、見た目自体は日本語なのですが、実際には「xn--」で始まるPunycodeという記述を変換して表示させているのです。

例えば、「ウェブラボ.jp」のPunycode 表記は、「xn--gckc5lya8d.jp」になります。ですので、このドメインでメールアドレスを作ろうとすると、「info@xn--gckc5lya8d.jp」といったものになってしまいます。一見するとちょっと怪しいと思われてしまうようなメールアドレスなので、「本当に信頼できるホームページのなのかな..」と思われてしまう可能性も否定できません。また、SNSなどで拡散する際のメールの文面に記載されるアドレスとしても、Punycodeの記述となってしまいますので、自分のホームページやメールアドレスのの利用用途に応じて良し悪しを判断する必要があります。

次に、日本語ドメイン自体が使えないサーバがあるので注意が必要です。自分の希望する日本語ドメインを取得できたとしても、サーバによっては登録・利用ができない可能性があります。

サーバによってはアドレスとして登録できる文字数制限があります。日本語ドメインを登録する際は先述のPunycode表記になりますので、ドメイン名が長くなってしまった結果、制限に引っかかってしまい、登録できないということがあります。
日本語ドメインを利用する際は、日本語ドメインが使用できるサーバなのか、文字数制限があるのかどうかをあらかじめ確認することが必要です。

また、あなたが海外向けのサイトを作りたいと考えているのであれば、もちろん日本語ドメインを使うべきではないでしょう。

以上の通り、現時点では日本語ドメインを使うことでのSEO効果は薄まっていますが、それでもホームページの使い方によってはメリットも存在します。特定の業務に特化したサービス紹介のホームページ、期間限定のキャンペーンページなど、目で見た時のインパクトが絶大な日本語ドメインをうまく利用してみてはいかがでしょうか。

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