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ホームページの運用に役立つガイドラインを作成しよう

読めそうで読めない?PC・ネット用語集

ホームページは新しく作ることやリニューアルがゴールではありません。
リリース後も運用を適切に行って、ホームページをいつまでも最新の状態に保ちながら、ユーザーのためになるコンテンツや都度必要なページを増やすことで、ホームページの評価もどんどん高まっていきます。

しかしながら実はそうはうまくいきません。なぜなら多くの場合、運用にはいろいろな人が携わるからです。
伝言ゲームと同じで、人づてに情報がわたっていくたびに少しずつその内容が変わっていく。ホームページ運用にもそうしたことが良く起こります。
様々な担当者、ベンダーが携わることで、作成当初に決めたホームページのコンセプトやデザインルールが損なわれる恐れがあると考えましょう。
では、公開後の運用をスムーズに行うために、何が必要なのでしょうか。

ホームページのガイドラインを作ろう

ホームページを新しく作ったり、リニューアルしたりしたら、ホームページのガイドラインを作りましょう。
未来の運用担当、作業者など関係各所向けのガイドラインを作成し、ホームページのクオリティを保つための準備を整えていきます。

ホームページのガイドラインにはいくつか種類があります。

ユーザビリティ・アクセシビリティガイドライン

これはユーザーにとって使いやすいホームページを目指していくためのガイドラインです。
ユーザビリティとは、その名の通り、ユーザーがホームページを使用する際の使いやすさを表す言葉です。特定のページに素早くたどり着けるよう、ユーザーに与える情報(ボタンの数やコンテンツの順番等)を調整して、うまく誘導できるようにします。
またアクセシビリティとは、老若男女どのユーザーでも差がなくホームページを閲覧できる環境を整えることを指します。
例えば文字サイズや背景色など、シニア世代でも文字を読みやすくするため、文字サイズを大きくできる機能の追加や、色覚障がいのある方向けに、背景色を変更して文字が判別しやすくする機能を追加などがあげられます。

ガイドラインにはこれらユーザビリティとアクセシビリティを、どのような方針で、どのレベルまで対応するかを明記することが必要です。これを決めておかないと、その時その時の担当者のさじ加減になってしまい、一貫性が生まれにくくなります。

SEOガイドライン

検索順位に関する考え方やタグの記述方針を明記したガイドラインです。
検索順位を上げ、アクセス数を増やすことが、目標の1つである場合、SEO(検索エンジン最適化)を行います。
設置しなければならないSEOに関わるmetaタグの解説や、ペナルティ(コピーコンテンツや不正なリンク等)を受けないよう対策を明記するなど、ガイドラインに記載します。
コンテンツと関連付けたい目標キーワードなども記載すると、SEOを意識したコンテンツづくりもできます。

コンテンツガイドライン

どんな情報をホームページに掲載するかのガイドラインです。
たとえば製品やサービスの紹介を行うカタログ的なページは、テンプレートを用意して、ページ間の差異を無くすとスマートです。ユーザーも比較・検討しやすくなります。
そういったテンプレートページを設置する場合、どこにどのような情報を入れるかガイドラインに詳しく記載します。

デザインガイドライン

ページのレイアウトやトーン&マナーなどを記載したガイドラインです。
デザイン情報全般(書体、配色、ボタンの形、見出しの体裁など)を解説して、どのベンダーがデザインを担当しても、クオリティにブレがなくなるようルールを記載します。
視覚的な情報は、ユーザーが受ける印象も大きく、CI(コーポレート・アイデンティティ)・VI(ビジュアル・アイデンティティ)に大きく影響するので、推奨項目だけではなく、NGな手法(ビビットカラーNG、極端に太いor細い文字NG)なども明記し、ホームページのトンマナをしっかり定義することが大切です。

原稿ガイドライン

文言作成における決まり事を明記したガイドラインです。
「当社」なのか「弊社」なのか、「お問い合わせ」なのか「お問合わせ」なのか、原稿を作成する際の文言を指定するガイドラインです。
また、機種依存文字などの対処、日付は漢字(●年●月●日)かスラッシュ(●/●/●)かなども指定します。
細かい部分ですが、このような表記を統一することで、ユーザーにとって読みやすく、表記ゆれによる混乱を防いでくれ、それがやがて信頼感にも繋がっていくのでとても大切なガイドラインです。

コーディングガイドライン

ホームページを作成する際の部品一覧のようなものです。
ホームページを構築する上で、HMTLやCSSのソースコードを記述(コーディング)しますが、このコーディングのルールを定めるガイドラインです。
コードは作業者によってばらつきが出やすいので、ソースコードの記述方法、リンクの設置方法、画像やその他ファイルの格納フォルダの指定など、一定のルールを決めることで、メンテナンスや改修も行いやすくなります。

まとめ

さまざまな種類のガイドラインを紹介しましたが…実はすべてのガイドラインを作成する必要はありません。時間が掛かりやすい部分ですし、最初は何かと変更が発生しがちなので、ムダな工数となる可能性も高くなるからです。
ホームページには目的・目標があると思うので、それらに適したガイドラインを作成し、運用を行っていきましょう。
また、ガイドライン自体も作成して終わりではなく、担当者がガイドラインの意味をしっかり理解し、関係各所にルールを守ってもらえるようアナウンスすることも大事です。

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