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MicrosoftがEdgeとIEにおけるFlashサポートを2020年12月に終了することを発表

MicrosoftがEdgeとIEにおけるFlashサポートを2020年12月に終了することを発表「Adobe Flash Player」が終了となる2020年末が迫る中、Microsoftは米国時間9月4日、「Microsoft Edge」「Microsoft Edge Legacy」「Internet Explorer 11」において2020年12月に「Adobe Flash Player」のサポートが終了することを発表しました。

 

「Adobe Flash Player」の終了と、各ブラウザの対応については前回の記事でまとめております。

 

今回は、MicrosoftのEdgeとIEにおけるFlashサポートに関する発表内容やまだFlashが必要な場合、どのような対応方法が有効なのかについて解説していきます。

 

発表内容について

「Adobe Flash Player」のサポート終了日が2020年12月31日であることに変更はありません。「Chromium」を基盤とする新しい「Microsoft Edge」の場合、2021年1月にリリース予定の「Edge 88」でFlashは削除され、それ以降Flashは利用できなくなります。

 

では、実際に「Microsoft Edge」と「Internet Explorer」をお使いの方は、どのような状況になるのか、確認していきます。古い「Microsoft Edge」と「Internet Explorer」の場合、2021年1月にFlashが既定で無効となってしまいます。そして、2020年6月のセキュリティパッチについても、すべて無効の扱いとなります。

 

予定では、2021年夏のWindows Updateにて、Adobe Flash Playerは、削除されてしまいます。このアップデートは、アンインストールできないため、どうしてもFlashが必要な技術者は、速やかに対応策を検討しておくことをおすすめします。

 

Adobe Flash Playerが削除される理由

そもそも、Adobe Flashとは、アドビシステム社が開発したインターネット技術を利用し、アプリケーションやアニメーションを表示・操作するための動的なファイルのことです。そのため、WebサイトでFlashコンテンツを表示するには、Adobe Flash Playerをインストールする必要があります。

 

Adobe Flash Playerは、1996年に公開され、リッチコンテンツやインタラクティブなコンテンツを制作する技術として、ひとつの歴史を築いたといっても過言ではないでしょう。

 

2013年に新バージョンの公開があり、公開日より6週間で4億台以上のパソコンがアップデートをしており、人気の高さがうかがえます。しかし、これほどに優れた技術であったにも関わらず、何が原因で削除に至ってしまったのでしょうか。

 

一時期は、世界中で人気になったAdobe Flash Playerですが、HTMLやブラウザの機能向上、パソコンからスマホへの使用デバイスの変化、セキュリティにおける問題など、さまざまな問題がもちあがります。

 

その結果、自然と使用者が減り、アドビシステム社のAdobe Flash Player停止につながっていきます。

 

Flash使用サイトなのか調べる方法

Adobe Flash Playerを使用しているサイトなのか、知りたいという方もいるでしょう。最近、Web担当者になった方は、Adobe Flash Playerが使用されているのか、判断が難しいはずです。そのため、Adobe Flash Playerが使用されているのか、簡単に調べる方法をご紹介します。

 

Adobe Flash Playerが使用されているWebサイトには、必ずswfファイルというものが存在します。このファイルなしに、Flashを使用することができないからです。この原理原則を利用して、swfの存在を検索エンジンで調べていきます。書き方は、下記のとおりです。

 

filetype:swf site:自分のサイトのURL

 

「filetype:swf site:」という記述のあとに、自分のサイトのURLを入れて検索します。swfファイルが見つかれば、Flashが使われていると判断できます。この方法を利用すれば、1ページずつFlashが使われていないか調べていく必要がありません。もし、数百ページあれば、確認に多くの時間を要してしまいます。

 

この方法を覚えておくと、Flashの存在をすぐに調べられるので、Adobe Flash Playerを利用していることがわかったら、今後の対応について社内での話し合いをおすすめします。

 

まだFlashが必要な場合

Adobe Flash Playerが停止するといっても、「急に停止されては困ります。何か対応方法はありませんか?」という方もいるでしょう。その場合は、EdgeのInternet Explorerモードを利用しましょう。

 

なぜなら、サードパーティのプラグインとしてFlash Playerを利用できるようになっているからです。ただし、Internet ExplorerモードでFlash Playerが利用できるからといって、公式でのサポートを受けられるわけではありません。

 

Adobe Flash Playerが終了するまでの流れ

Adobe Flash Playerのサポート終了に関するニュースについて時系列で整理していきます。Flash Playerを現在も利用されている方は、廃止の流れとして頭の片隅にいれておいてください。

 

  • 2018年7月:ブラウザの再起動にてFlash実行許可を要求する
  • 2019年7月:Flashをデフォルトで無効化
  • 2020年12月:Flash機能削除

 

このように、2020年12月までには、代替技術を入れてトラブルの回避をしていきましょう。

 

まとめ

Adobe Flash Playerは、アプリケーションやアニメーションの表示においてなくてはならない存在と考えられてきました。しかし、インターネット通信技術の進化とともに、さまざまなトラブルが発生し、今回のサポート終了に至ります。Adobe Flash Playerのサポート終了は、2020年12月に予定されています。
最近では、Adobe Flash Playerの技術を利用したWebサイトは減少傾向にありますが、昔から使い続けている企業様は、この機会にWebサイト自体の運用方法を見直してみてはどうでしょうか。

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