ECサイトの種類と必要な機能とは?
- 投稿日:2022年07月05日
- 作成者:machimura.t
- カテゴリ:その他
ECサイトを開設する場合、どのような種類のサイトを立ち上げるのか決める必要があります。また、ECサイトを運営するには、フロントエンドとバックエンドで必要な機能を把握し、準備しておかなければいけません。
今回は、ECサイトの開設をご検討中の方に向けて、ECサイトの種類や機能についてわかりやすく解説していきます。
目次
ECサイトの種類は大きく分けて2つ
ECサイトの種類は、大きく分けると、次の2つの種類に分類できます。
- 自社ECサイト
- ショッピングモール型ECサイト
それぞれの種類のECサイトの特徴やメリット、デメリットについて説明していきます。
自社ECサイトの特徴とメリット・デメリット
自社ECサイトとは、インターネット上に会社独自でネットショップを開設することをいいます。自社ECサイトの特徴のイメージとしては、フリーマーケットのように特定のエリアでお店を開くのと非常に近いです。自社ECサイトのメリット・デメリットとしては、次のようなものがあります。
メリット
- 特に制限がないので、自由なカスタマイズがしやすい
- データ収集やデータの使用方法に制限がないため、自由に分析できる
- 表現に制限がないため、ブランディングが行いやすい
デメリット
- 成果が伸びるまでに、一定の時間を必要とする
- 自社ECの開設は、一定の技術がないと運営が難しい
ショッピングモール型ECサイトの特徴とメリット・デメリット
ショッピングモール型ECサイトとは、AmazonやYahoo!ショッピングなど、インターネット上のショッピングモールに出店することをいいます。ショッピングモール型ECサイトの特徴のイメージとしては、大きなビルの1つの空間で運営されている本屋さんや100円ショップのように、大きな施設のなかでお店を構えるのと非常に近いです。
メリット
- 初めてのインターネットショップの運営でも簡単にできる
- AmazonやYahoo!ショッピングなどの高い知名度のサービスを利用すれば、集客がしやすい
デメリット
- 同一のモール内で同一商品が増えれば、差別化が難しくなってくる
- モール内に広告予算の大きい会社がいる場合、売上を伸ばすことが難しい
- 顧客データを有効利用したいと思っても、一定の制限があり分析できない
フロントエンドで必要な機能
ECサイトを運営する場合、フロントエンドで必要な機能は、次のとおりです。
- 商品検索
- 決済
- カート
- マイページ
- お気に入り
- レコメンド
それぞれの機能について詳しく説明していきます。
商品検索
商品検索とは、ECサイト内で特定の商品を検索するための機能のことです。検索機能を利用すれば、ユーザーは自分がほしい商品がどこにあるのか、簡単に見つけることができます。この機能によって、見つけたい商品が見つからないといったことを防げます。
決済
ECサイトには、買い物を完了するために決済機能が必要です。代表的な決済機能としては、次のとおりです。
- 銀行振込
- クレジットカード
- コンビニ支払い
- 代引き
カート
カート機能があれば、ユーザーが買いたい商品をまとめて決済へつなげられます。また、カートに数字を表示させることで、カートに商品が入っていることを伝えられるため、リマインドとしての機能も果たします。
マイページ
マイページでは、個人情報や決済情報、以前買った商品をチェックする際に、使われる非常に便利な機能がそろったページです。
お気に入り
お気に入りがあれば、「あとで買いたい」と思ってもらえた商品に印をつけることができます。これにより、ユーザーは他の商品と比較がしやすくなります。
レコメンド
レコメンドは、ユーザーと関連のある商品をおすすめする機能です。サイトによっては、「この商品を買った人は、こちらの商品も買っています」と表示されることがありますが、あれはレコメンドによる機能が使われています。
バックエンドで必要な機能
ECサイトのバックエンドでは、次の機能が必要となります。
- 商品管理
- 在庫管理
- 顧客管理
- 受注、配送管理
それぞれの機能について詳しく説明していきます。
商品管理
ECサイトに商品を新規登録したり、編集したりするには、商品管理機能が必要です。この機能によって、商品の名前や説明文を簡単に編集できます。
在庫管理
ECサイト上の商品の在庫については、在庫管理機能で数字を管理していきます。この機能があれば、どの商品がよく売れており、どの商品の売れ行きが悪いのか簡単にわかります。
顧客管理
特定の商品を特定のユーザーに売りたい場合は、顧客管理機能を使ってユーザリストを作成します。この機能があれば、ECサイト上に存在するすべての顧客の名前やメールアドレス、買った商品などが簡単にわかります。
受注、配送管理
ECサイト上で、商品が売れたら、受注・配送管理機能を使って、ユーザーに商品を送り届けます。この機能があれば、どのような商品を買ってもらったのか、その商品は発送されたのかが簡単にわかります。
まとめ
ECサイトは、自社ECサイトにするのか、ショッピングモール型ECサイトにするかで、運営の仕方が変わってきます。どちらが良いかについては、会社の運営方針によって決まってきます。また、ECサイトにおける必要な機能についても、数は限られていますので、不足がないかチェックしながら運営していきましょう。