サイト職人スタッフブログ

お問い合わせフォームは多くの企業様が設置されているかと思いますが、スパムメールには注意が必要です。なぜなら、スパムメールには、多くの危険が潜んでいるからです。何も対策をしていなければ、自社や顧客の情報を過失によって流出してしまうかもしれません。
今回は、お問い合わせフォームに潜んでいるスパムの危険性とその対策方法をご紹介します。

お問い合わせフォームに潜むスパムの危険性について

お問い合わせフォームに対してスパム投稿が行われた場合、どのような危険が生じるのでしょうか。まずは、具体的な危険性について確認していきます。

重要なメールが埋もれる

お問い合わせフォームにスパム投稿が行われると、たくさんの迷惑メールが届きます。1日数十通～数百通のメールが送られるため、重要なメールが埋もれてしまいます。これでは、仕事のメールなのか、迷惑メールなのか、正しく見分けがつかなくなってしまいます。

ウイルスに感染する

お問い合わせフォームにスパム投稿されたメールを開くとウイルスに感染してしまいます。ウイルスとは、パソコン内のプログラムに感染し、内部の情報を変更しながら増えていく悪意のあるプログラムのことです。

ウイルスに感染したパソコンは、情報を流出したり、自己情報を破壊したりといったことをします。

個人情報が流出する

スパム投稿によって感染するものは、ウイルスだけではありません。仮想通貨を請求してくるランサムウェアや個人情報を盗み、外部に流出させるスパイウェアなどもあります。たとえば、スパイウェアによる影響を受ければ、パソコン内に入っている個人情報やユーザーの操作情報は、簡単に収集され、外部流出してしまいます。

個人情報を流出してしまうと、莫大な損害賠償が発生してしまいます。被害が発生すれば、セキュリティレベルも問われることになるため、注意が必要です。

サイトが改ざんされる

お問い合わせフォームからスパム投稿による攻撃を受けてしまうと、サイトの情報は簡単に改ざんされてしまいます。たとえば、会社のトップページに口座情報を記載し、サイトへアクセスしたユーザーに、お金の振り込みを促すことができます。もちろん、その振り込み先は悪意のあるものですので、実際にお金を振り込んでしまうと、ユーザーは被害に遭ってしまいます。

また、サイトの改ざんが行われれば、ユーザーに誤った情報を簡単に伝えられるため、アクセスが多ければ多いほど被害が大きくなります。

企業の信頼度が下がる

「お問い合わせフォームからのスパム投稿によって個人情報が流出し、サイトの情報が改ざんされる事態が生じた」といったことが会社で発生した場合、企業の信頼度は大幅に下がってしまいます。

実際に膨大な個人情報を預かる会社が個人情報流失した場合、被害の賠償額が億単位になることは珍しくありません。また、そのような情報は、インターネット上や新聞に残り続けるため、その信頼度は下がり続けてしまいます。そのようなことにならないようにするためには、有効な対策について知る必要があります。

お問い合わせフォームで有効なスパム対策

次に、お問い合わせフォームの利用者に向けて有効なスパム対策について説明していきます。

アクセス制限をかける

お問い合わせフォームに対して悪意のある行為をしてくる送信元のIPアドレスが明確になっているのであれば、アクセス制限を行いましょう。たとえば、IPアドレスを制限してしまえば、サイトへアクセスすることができません。

また、特定のメールアドレスより、悪意のある行為が続くようであれば、メールアドレスをブラックリストに入れてしまえば、データ送信ができなくなります。

必須項目を設ける

もし、お問い合わせフォームに必須項目を設けていないのであれば、設定してみましょう。必須項目があれば、送信によるハードルが高くなります。お問い合わせフォームへの対策として非常に有効というわけではありませんが、まったく効果がないわけではありません。
必須項目を設けても、悪意のあるメールが送られてくる場合は、次の対策を行っていきましょう。

Google reCAPTCHAを設置する

お問い合わせフォームを設置する方は、Google reCAPTCHAを利用してください。なぜなら、Google社が無料で安全対策サービスとして提供してくれているからです。Google reCAPTCHAを利用すれば、チェックボックスやパネル選びによる画面が表示されるため、簡単にお問い合わせフォームから情報送信できなくなります。

まとめ

お問い合わせフォームを利用していれば、スパム投稿への対策は必要となります。100％絶対に危険を回避する方法というものはありませんが、少しでも安全性を高めることで、大きな危険を阻止することが可能です。ぜひできることから始めていきましょう。