リダイレクトとは?目的・種類・必要なタイミングを徹底解説
- 投稿日:2022年11月01日
- 作成者:machimura.t
- カテゴリ:SEO, その他
サイトリニューアルをする際などにリダイレクトという言葉を耳にしたことはないでしょうか?リダイレクトは、新規URLへの移行時やキャンペーンでの一時的なページの運用において便利な技術です。
非常に便利なリダイレクトですが、正しく扱わないとSEO評価でマイナスとなる可能性があります。今回は、リダイレクトとはいったいどのようなものなのか、その利用の目的やタイミング、代表的な種類についてわかりやすく解説します。
リダイレクトとは
リダイレクトとは、Webサイトへ訪問するユーザーを別のURLに自動転送する機能のことです。一般的に新規ドメインへの移行時やキャンペーンページの運用、パソコンサイトとスマートフォンサイトで別のサイトへアクセスを促したい場合に利用します。このようなURLにおける検索エンジンへのアプローチをURL正規化と呼びます。
リダイレクトの目的
次に、リダイレクトが必要な理由について説明していきます。
ユーザビリティ向上のため
リダイレクトを有効利用すれば、ユーザビリティを向上させることができます。たとえば、アクセス先のページが存在しなかったケースを想像してみましょう。ユーザーがアクセスしたページが404エラーページだった場合、その後に閲覧することをやめてしまうでしょう。
その際、404エラーページが表示されないようにリダイレクトを設定していれば、ユーザーは目的とするページを問題なく閲覧できます。
SEO対策のため
SEOの評価は、正しく引き継がなければ、その評価を引き継ぐことができません。運用サイトのURLの変更の際は、301リダイレクトや302リダイレクトを設定することで、機会損失の可能性をゼロにできます。
リダイレクトが必要なタイミング
リダイレクトは、どのような時に利用することが多いのでしょうか。次に、リダイレクトが必要となるケースについて説明していきます。
サイトのリニューアルでURLを変更するとき
一般的にGoogleのクローラーは、URLが変わってしまうと、そのページを新規ページとして認識してしまいます。そのため、以前のページでSEOによる一定の評価を受けていたとしても、新しいページになってしまうと評価を引き継げなくなってしまいます。そういった場合にリダイレクトは非常に役立ちます。
リダイレクトがなければ、旧サイトと新サイトで独立したページとして評価されてしまいますが、リダイレクトすることで、旧サイトから新サイトへと評価を引き継ぐことができます。
SSL化を行うとき
WebサイトがSSLの機能を実装できていない場合、SSL化するには、ドメインを変更しなければいけません。つまり、httpで運用していたサイトをhttpsで運用することになるため、リダイレクトが必要となります。
特定のページに一時的に転送するとき
Webサイトを運営しているとメンテナンス中と表示しなければいけないことがあります。たとえば、新サイトから旧サイトへと移行する場合やサイト内でトラブルが発生した場合、その対処には一定の時間が必要です。
そのような場合に特定のページへと一時的に転送する場合にリダイレクトは非常に役立ちます。
リダイレクトの種類
リダイレクトと一言にいっても、さまざまな種類があります。その中でも301リダイレクトと302リダイレクトは、代表的なリダイレクトの手法といわれています。それぞれ、利用のケースが異なるため、その違いや特徴について説明していきます。
301リダイレクト
301リダイレクトとは、元のURLに戻す必要がない場合に利用します。つまり、恒久的に移転する場合に利用するリダイレクト手法です。たとえば、旧サイトから新サイトへと移行する場合、新サイトを永久的に使い続ける場合は、301リダイレクトを利用します。
そのため、301リダイレクトは、新サイトへの移行やサーバーの移転時に、URLが変わってしまったとしても、SEOの評価を変えたくない場合に利用します。302リダイレクトと比べて移行速度が早いという特徴があります。
302リダイレクト
302リダイレクトは、メンテナンスやキャンペーンなど、ユーザーに一時的に表示したい画面があり、一時転送したい場合がある状況で利用します。301リダイレクトと違って、一時的に戻ることを想定して利用するため、一時的に転送してもSEOの評価が分散してしまうことがありません。
ただし、長期的に302リダイレクトを設定していると、検索結果上でリダイレクト先のURLが主要サイトとして認識されるようになるケースもあるため、一時転送の必要がなくなれば設定を戻しましょう。
まとめ
リダイレクトの正しい扱い方を理解しておけば、新サイトへ移行やキャンペーンページの運用時でも安心して運用できます。逆に、リダイレクトの利用方法を知らなければ、サイト運用時にSEO評価を下げてしまうリスクが伴うため、利用状況や将来的な運用設計に合わせて、必要なリダイレクトを選んでいきましょう。