PCのGoogle検索結果画面にファビコンが再出現！改めてアイコンの設定を見直そう

Webサイトにファビコンの設定を行っていますか？Googleの検索結果画面に表示される情報は、PC検索とモバイル検索で異なっていることがあります。これまでモバイル検索でのみのファビコンですが、2023年2月26日以降はPC検索でも表示されるようになりました。

約2年前にもPC検索でファビコンが表示されていたことがありましたが、ユーザーのフィードバックの影響で元に戻された経緯があります。この度の正式採用により、ファビコンを表示させることがより重要な要素となるかもしれません。

これまでファビコンを意識してこなかった人も、検索結果への影響を考慮し設定を検討してみましょう。今回は、ファビコンについての基礎知識と、Google検索結果における変更点をわかりやすく解説していきます。

ファビコンの定義

ファビコンとは、Webサイトのアイコンであり、ブラウザのタブやホーム画面、ブックマークやショートカットなど、さまざまな場所に表示される要素のことです。ファビコンを設定することにより、Webサイトの視認性や信頼性が向上し、ブランドイメージをより強固にできます。

たとえば、ブラウザのタブには複数のWebサイトが表示されるため、自社のファビコンが表示されることで、ユーザーが自社のWebサイトを簡単に識別できます。また、ブラウザのホーム画面に表示されるファビコンは、トップページへのアクセスを自然と促せます。

他にも、ブックマークやショートカットにファビコンを設定しておくことで、視認性や信頼性が向上するため、ユーザーは目的のページを見つけやすくなるメリットがあります。これらのメリットから、ファビコンの設定はWebサイト制作においてブランドイメージを上げる重要な要素の一つとなっています。

ファビコンを表示させるには、画像編集ソフトを使って推奨されているサイズや方法で画像を作成する必要があります。

ファビコンの拡張子は、icoが推奨されており、具体的にはファイル名を「favicon.ico」と設定することをおすすめします。

また、ファビコンのサイズは48pxの倍数で指定することが良いとされているため、48、96、144…という値で設定しましょう。HTMLの記述方法ですが、下記がもっとも代表的な記載方法です。

ファビコンが表示されない場合は、以下の原因が考えられます。

Googleは、ファビコンが正しい形式で提供され、指定されたサイズで提供されることを要求しています。ファビコンが指定されたサイズと形式に準拠していない場合、表示されない可能性があります。

またmetaタグを使って表示しないように設定している可能性があります。そのため、ページのHTMLコードを確認して、metaタグでファビコンを表示しないように設定されていないかどうかを確認する必要があります。

他にも、ファビコン情報が古いままになっていると以前のバージョンを表示し続ける可能性があります。そのため、ファイル名を変更して最新情報が表示されるようにしましょう。

Google検索結果において、Webサイトのタイトルの横に通常、ファビコンが表示されます。このファビコンは、ウェブサイトを識別するために使われ、ウェブサイトのブランドイメージを強化するためにも重要な役割を果たします。

もし、ファビコンを設定しない場合は、地球儀マークのアイコンが表示されます。

最後に、ファビコンの最新情報をお届けします。2023年2月時点でファビコンの設置場所(ホスティング場所)の要件が削除されました。そのため、Google 検索の検索結果に表示させるために、同ドメインでファビコンをホストにする必要はありません。

また、別ドメインにファビコンを設置しても、Google検索結果に表示されるようになった点も大きな変更点となっています。

インターネット検索をしてみると、ファビコンがあるサイトとないサイトでは、ユーザーに与える印象が大きく異なります。ファビコンが設定されているからといって、検索順位に大きな影響があるわけではありませんが、検索結果上のクリック率の向上に影響があることは間違いありません。

ファビコンがあるだけで、公式サイトとしての信用性が大きく高まりますので、設定していなかった会社様は、この機会に自社のファビコンを設定してみてはどうでしょうか。

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