Webサイトのヘッダーの役割とは
- 投稿日:2023年04月11日
- 作成者:weblab
- カテゴリ:その他
Webサイトに訪問したときにまず目に入るのが「ヘッダー」です。すべてのページに共通して表示され、非常に重要な位置に設置されているため、ヘッダーにはさまざまな情報が詰め込まれています。
いったいどのような要素がどういった役割で設置されているのでしょうか。今回は、Webサイトのヘッダーの役割やSEOとの関係についてわかりやすく解説していきます。
目次
ヘッダーとは?
ヘッダーとは、Webサイトの一番上にある要素のことです。ヘッダーには、Webサイトのタイトルや情報検索ボックスやナビゲーション要素など、さまざまな要素が含まれており、複数の情報がまとまって作成されています。
そのため、ユーザーがWebサイトをアクセスしたときに、Webサイト内のコンテンツを素早く把握し、サイト内での移動を容易にするために、明確でわかりやすいヘッダーの設置が必要となります。
ヘッダーによく設置されている要素
ヘッダーによく設置される要素は、次のとおりです。
1.ロゴ・Webサイト名
ウェブサイトのロゴは、ブランディングのために非常に重要です。ロゴによって、ユーザーがWebサイトを認識しやすくなります。
また、Webサイトのタイトルは、サイトの内容や目的を簡潔に伝えることができます。タイトルは、検索エンジン最適化(SEO)の観点からも重要であり、Webサイトの検索順位に影響を与える要素のひとつです。
2.キャッチコピー
キャッチコピーでは、商品やサービスの特徴や利用による感情を伝えることができます。キャッチコピーは、目的や検索ユーザーに合わせて設計されることが一般的です。
3.グローバルナビゲーション
グローバルナビゲーションがあれば、Webサイト内の異なるページに簡単にアクセスできます。グローバルナビゲーションは、主に次の種類で分類されるケースが多いです。
- 情報種別(情報によって分類する)
- 機能種別(機能によって分類する)
- 対象者・状況別(仕事や人の属性によって分類する)
- 利用頻度別(利用頻度によって分類する)
4.コンバージョンボタン、電話番号(CTA)
Webサイトの売り上げを左右するのが、コンバージョンボタンや電話番号(CTA)といった要素です。CTAの概要や具体的な改善方法については、弊社のサイト職人の記事をご参照ください。
「Webサイトのコンバージョン率を上げるための改善方法~CTAを設置する~」
https://www.site-shokunin.com/blog/other/5295.html
5.ページ内検索
ページ内検索とは、Webページ内の特定のテキストやキーワードを検索するための機能です。ページ内検索は、目的の情報を見つけるのが困難な場合に非常に役立ちます。
6.リンクテキスト
リンクテキストは、グローバルナビゲーション以外に設置してあるリンクのことです。採用サイトやお知らせなどがリンクテキストに該当します。
リンクテキストは、SEOの観点からも重要な役割を持っています。リンク先のページの内容を表すリンクテキストを使用することで、検索エンジンがそのページの内容を正確に理解し、順位向上につながることがあります。
ヘッダーの役割
ヘッダーは、Webサイトにとって非常に重要な役割があります。それぞれ詳しくご説明します。
Webサイトのイメージの決定
ヘッダーは、ユーザーが最初に目にするエリアのため、Webサイト全体のイメージを左右します。
たとえば、ユーザーが現代的なデザインのヘッダーを見た場合、そのサイトが先進的であるという印象を持つ可能性があります。
このように、ヘッダーは、Webサイトへアクセスするユーザーの関心を寄せて、サイトのイメージを決定する役割があります。
ブランドイメージの表現・訴求
ヘッダーは、ウェブサイトのブランドイメージを表現し、訴求する役割があります。
ヘッダーには、ブランドのロゴやビジョンなどを掲載することができますが、これによってユーザーはそのサイトがどのブランドのものであるかをすぐに認識できます。
また、ヘッダーに設置されたブランドビジョンによって、ユーザーからの信用性を高めることも可能です。
他ページへの動線
ヘッダーには、他のページへの動線を設置する役割があります。
代表的な例としては、グローバルナビゲーションがあげられます。グローバルナビゲーションには、ウェブサイトの主要なページやカテゴリーなどへのリンクが設置されているため、ユーザーは自分が必要とする情報を素早く見つけられます。
コンバージョンの獲得
ヘッダーに目立つ「お問い合わせ」ボタンや「購入する」ボタンを設置することで、ユーザーがそのボタンをクリックし、コンバージョンを獲得できます。
また、ヘッダーには、特典やキャンペーン情報を掲載できるため、ユーザーのコンバージョン率をより高めることも可能です。
ヘッダーとSEOの関係
ヘッダーは、同じサイトであれば基本的には共通したものを使い、headerタグに記載されています。こういった「テンプレート定型文」と呼ばれるエリアは、メインコンテンツとは見なされません。例えばここにキーワードを詰め込んだとしても、SEOで有利になるわけではないということです。
しかし、似た名前のheadタグ内には、検索結果に影響するタイトルタグやメタディスクリプションタグなどの必要不可欠な記述があります。これらはWebサイトを制作する時に必ず設置されるものです。サイト職人では、各ページの編集画面でタイトルやメタタグなどを確認できます。
特にメタタグについて詳しく知りたい方は下記の記事を参照してみてください。
Googleが推奨する質の高いメタディスクリプションとは?
https://www.site-shokunin.com/blog/seo/5748.html
まとめ
ヘッダーはウェブサイトにとって非常に重要な部分であり、ユーザーに情報提供するだけでなく、コンバージョン率の向上などにも影響を与えます。ユーザーの関心を高めるため、ぜひこだわって設計してみることをおすすめします。
また、縁の下の力持ちなフッターについては、下記のウェブラボスタッフブログにてご紹介しています。こちらもぜひご覧ください。
「これが最新版!フッターの役割」
https://www.weblab.co.jp/blog/staff/design/10201.html