サイト職人スタッフブログ

新規Webサイトを開設した際、多くのサイトでURLの正規化が正しくできていないケースをよく見かけます。URLの正規化を正しく実施できていないと、それぞれのページの影響力が下がってしまって、Webサイトは本来の力の発揮が難しくなってしまいます。
 
そのため、Webサイトの検索順位を最大限良いものにしたいと考えているのであれば、URLの正規化が必要となります。
 
今まで、「URLの正規化は、Webサイトを立ち上げた時に意識しておいた方が良い」や「URLの正規化は、やっておく必要があるのはわかるけど、今ひとつその必要性を把握できていない」という方に向けて、なぜURLの正規化の実施が必要なのか、どうすれば正しく正規化されたのかを確認できるのかについてわかりやすく解説します。

URLの正規化とは？

Webサイト上には、URLの最後に「？～」といったパラメーターが付属するものやindex.htmlのようにファイル名が付属するものがあります。これらのURLを1つのWebコンテンツへ正しくアクセスできるよう整理することをURLの正規化といいます。
 
もし、URLを整理すれば同じWebコンテンツが表示されるにも関わらず、Googleから別々のURLと認識され、インデックスされてしまったら、SEO対策の効果は大きく下がってしまいます。
 
そのような状態とならないようにするために、URLを正規化し、検索順位の最大化を目指していきます。

URLの正規化が必要な例

どのようなケースならURLの正規化は必要となるのでしょうか。ここでは、URLの正規化が必要な具体例についてご紹介します。

index.htmlの有無

Webサイトを閲覧していると、トップページのURLがindex.htmlの有りとなしで分かれていることがあります。Webサイト制作者が手探りで制作したページや担当者が複数存在する場合は、知識や技量の違いからindex.htmlの有無でURLが分かれるケースが多いため、URLを正規化しましょう。

wwwの有無

Webサイトによっては、wwwの有無でサイトの表示が分かれていることがあります。現状は、スマホユーザーが増えていることを考えて、デバイスに入れやすいwwwなしの方が良いでしょう。URLが短くなれば、ユーザーにWebサイトの存在を覚えてもらいやすくなります。

httpsとhttp

httpにおけるsの有無については、httpsで統一しましょう。httpsのWebサイトは、通信情報が暗号化されており、セキュリティ性が高くなっています。現在、GoogleはWebサイトの運用をhttpsで実施するように推奨していますので、httpsではない方は、今すぐ変更しましょう。

パラメーター付きURL

Googleアナリティクスといったアクセス解析設定を行っているとパラメーターという言葉をよく見聞きすることがあります。パラメーターとは、いったい何なのでしょうか。パラメーターとは、サーバーで稼働するプログラムに情報を送信するためのURLの最後につける文字列のことです。
 
パラメーターがあれば、ユーザーがECサイトでどのような動きをしているのか、分析しやすい環境を整えることができます。しかし、パラメーターがついているとSEOの効果が分散してしまうため、URLを正規化する習慣をもっておきましょう。

セパレートURL

パソコンページとスマートフォンページで運用ページが分かれているケースがあります。このようなセパレートURLについては、URLを正規化して同一ページとして運用していくようにしましょう。

URLが正規化されているか確認する方法

実際に、URLの正規化を行ったら、正規化できているかチェックしていきましょう。ここでは、URLが正規化されたのかを確認する方法をご紹介します。
 

リダイレクトチェックツールを使う

URLの正規化が終わったら、リダイレクトチェックツールを使って、正規化されているのかを確認してみましょう。リダイレクト数の値が0になっていれば、リダイレクトはないということになります。つまりそれは、URLが正規化されているということです。
 

ブラウザのアドレスバーに直接入力する

リダイレクトチェックツールを使用する方法が利用できない場合は、ブラウザのアドレスバーに直接URLを入れて検索する方法でもチェックできます。URLが正規化されたページが存在するのをチェックするのはもちろん、正規化後に消さなければいけないページが存在しないことも同時に調べましょう。
 

サーチコンソールで確認する

Google サーチコンソールにログインすれば、URL検査ができます。URL検査に、自社で運用しているWebサイトのURLを入れてみましょう。この方法によって、URLが正規化されたのかを調べることができます。また、詳細が気になる場合は、詳細情報をチェックできるので、気になることを調べてみましょう。

まとめ

URLの正規化と言葉だけ聞くと難しそうというイメージをもってしまうかもしれません。しかし、SEOにおける効果を最大化するには、非常に有効な施策となります。URLの正規化が終わったら、URLが正しく正規化されたのか、チェックするのを忘れないようにしましょう。
 
正規化が失敗しているのに気づかなければ、長期間エラーページを表示することになるため、気をつけましょう。