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Google Mapは無料じゃなかった!?アクセスページを見直そう

Google Mapは無料じゃなかった!?アクセスページを見直そう

多くのホームページで使われている「Google Map」の埋め込み機能。場所を正しく伝えるだけでなく、最寄り駅からのルートや周辺情報まで表示させることができるため、とても便利です。

そんなGoogle Mapですが、サービス公開当初は無料でホームページに埋め込むことができました。しかし2012年の秋を境に有料化されているのを知っている方は少ないはずです。

「えっ!うちはお金払ってないけど・・・」

なんて、不安を抱いた方も多いはず。でもご安心下さい。
実際、Googleから請求を受けているケースはさほど多くありません。
有料なのに、ほとんどの場合請求が来ない―さて、これはどういうことなのでしょうか。

Google Mapが有料になる条件とは

実は有料化といっても、「Google Map1個あたり、月額○○円です!」という仕組みになったわけではありません。

Google Mapは有料化にあたり、以下の条件を設けています。

  • 1日あたり25,000回以上の読み込みがあり、その状態が90日間以上連続している場合を課金対象とする

つまり、1日25,000回以上の読み込みがないあるいは、90日以上、25,000回位上の読み込みがある状態が続いていないような場合は無料ということです。

1日の読み込み回数25,000回というのは、中~大規模の企業のホームページでやっと届くレベルの数ですので、中小企業のホームページに限っていえば、現時点ではほとんどのホームページでGoogle Mapにお金を払う必要はないはずです。

しかし、一定期間で多くのアクセスが見込まれるキャンペーンページなどでは、そのような膨大なアクセスが続くこともあり得ないわけではありません。もしもに備え、日頃からGoogle Analyticsでアクセス数を管理することが必要です。

Google Mapって、ほんとうに必要?

条件を満たしていれば、Google Mapがこれからも無料で使えることを確認したところで、ひとつ余談として、こんな問いについて考えてみましょう。

「あなたのホームページに、Google Mapって、本当に必要ですか?」

そう、実はGoogle Mapの設置はいいことばかりではないんです。

Google Mapの難点

  • 表示が重い
    Google Mapを埋め込む際、iframeという技術を使います。これは「ホームページの中に異なるホームページを表示させる」技術であり、簡単にいえば2つのホームページをいっぺんに読み込ませる処理を行うため、ブラウザに大きな負荷がかかります。また、Google Mapは建物の情報など含め、あらゆるデータを盛り込んでいるため、データ容量としてもかなり重い部類に入ります。
    特にWifi環境などでGoogle Mapの埋め込みページを開いた時、地図が表示されるまでにしばらく時間がかかったことはありませんか?その待ち時間が負荷の大きさ、データの重さを表しています。中には1つだけでなく複数のGoogle Mapが埋め込まれたページもありますが、その場合はさらに長い待ち時間がかかってしまいます。

    待ち時間は、最も嫌われている時間の一つです。渋谷ハチ公前であれ自宅パソコン前であれ、「ただ待たされている」だけの時間は退屈なもの。Google Mapがいくら多機能だからといって、読み込み時間によってユーザーにストレスを与えてしまっては身も蓋もありません。

  • スマホ表示で注意が必要
    また、Google Mapはスマホ表示の際に注意が必要です。

    スマホの画面は小さいから、せめて大きく見せようとGoogle Mapを横幅いっぱいに配置したページでの出来事。
    スクロールの途中、指が Google マップ表示部分に差し掛かったとたん、埋め込み地図のほうがスクロールされてしまい、ページ全体のスクロールができなくなった・・・なんてこと、ありませんか?

    自分の意図しない動きに出会ったとき、私達はストレスを感じてしまいます。せっかくホームページに興味を持ってもらったのに、Google Mapのせいでストレスを感じて離脱されてしまってはもったいないですよね。

アクセスページを見直そう

もちろん、機能的な面でのGoogle Mapの素晴らしさは揺るぎないものです。この技術を無料で使える喜びを感じながら、一方で「自分のホームページにGoogle Mapが必要か」について、この機会にもう一度振り返ってみましょう。

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