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動画背景を使ったホームページの可能性

動画背景を使ったホームページの可能性

劇場に映画を観に行くと、巨大なスクリーンの上で踊る映像が持つインパクトに驚かされる方も多いでしょう。椅子が揺れたり水しぶきがあがったりする「4D上映」といった技術が開発されるなど、映画業界のエンターテイメント性を追求する姿勢には脱帽するばかりです。

最近ではホームページ業界も、映画のような大きな映像を用いた手法が多く見られるようになってきました。特に製品・サービスのブランドサイトや、キャンペーンサイト(ティザーサイト)などで、スクリーンいっぱいに動画を設置する「動画背景」という手法を使ったホームページが注目を集めています。これはHTML4.01からHTML5へのバージョンアップに伴い、ホームページ上で動画が扱いやすくなったことや、ユーザー側の回線環境が改善され、静止画と比べファイルサイズの大きい動画もスムーズに閲覧できる人が増えてきたことが影響しています。

今回はそんな動画背景を使ったホームページについて、メリット・デメリットや使い方を解説していきます。ホームページにインパクトを持たせたいという方はぜひ、読んでみてください。

動画背景を使うメリット

最大のメリット、それはもう、説明不要かも知れません。インパクトです。ホームページは基本的には静止画と文章によって構成される場合がほとんどですので、動画を画面いっぱいに使ったホームページはそれだけで十分なインパクトがあります。今後技術が広まることで、今のような驚きを与えることは難しくなるかも知れませんが、少なくとも2015年7月現在ではユーザーの目を引く仕掛けとして十分です。

製品やサービスによっては、動きを見せることによって魅力が伝わりやすくなるものがあります。旅館・ホテルであれば、周辺のロケーションを映し出すことでユーザーの興味を引き出すことでしょう。あるいは飲食店なら、分厚いステーキが鉄板で焼かれている映像がユーザーの食欲にアプローチすることうけあいです。そういったタイプのホームページであれば検討の余地は十分にあるといえます。

動画背景を使うデメリット

なんだか良いことづくしのようですが、もちろんデメリットもあります。

まず、データ容量の問題。冒頭で述べたように、現在では高速回線が普及し、多くの方がスムーズにホームページを閲覧できるようになりました。しかし一歩外に出れば、Wi-Fi環境やテザリング環境といった低速環境でインターネットにアクセスする人も沢山います。そういった人たちにとって、動画背景はかなりの負担を強いることになります。

もっといえば、回線が高速でも、古いブラウザを使っている方の場合はそもそも動画背景を表示することができなかったりします。新しい技術にありがちではありますが、現在の日本ではユーザーが様々な環境でホームページにアクセスしているので、動画背景を使う場合、古いブラウザを使っているユーザーを切り捨てて考えるか、あるいは代替画像などを用いて別途方策を考える必要があるのです。

また、動画はそれ自体がコンテンツになり得るため、動画背景のうえに文章を置く際はお互いが喧嘩しないように注意しなければなりません。逆に言えば、文字を使って多くの情報を伝える必要がある場合、動画背景はあまり向いている技術ではありません。

新技術の使い方

新しい技術はそれだけで魅力的ですが、一方で大きなリスクをはらんでいる、いわば諸刃の剣です。流行っている技術をとにかく使うのも、リスクがあるからと全てを避けるのも、どちらも正しい答えではありません。
例えば今回の動画背景という技術、「重さ」については幾つかの対応策があります(白黒にして容量を削るなど)。それぞれのメリット・デメリットを理解して、正しい落とし所を見つけていきましょう。

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