採用ページに最低限掲載しておきたいコンテンツって?
- 投稿日:2018年03月13日
- 作成者:Ozawa
- カテゴリ:その他
企業にとって採用活動は、会社の未来が掛かる重要な仕事。
でも最近ではなかなか人が集まらなくて困っている、と言う方も多いのではないでしょうか。
「新しい人を採用したい」と考えたとき、まずは「マイナビ」や「リクナビ」などの採用メディアを思い浮かべると思います。最近ではテレビCMを頻繁に流している「Indeed」も有名ですね。
採用メディアをどう使う?
現在、多くの求職者はこうした転職サイトや人材系サイトに登録をしています。製造系、営業系、販売系、ウェブ系、エンジニア系など様々な職種があるなかで、こうした採用メディアは採用側の企業、求職者との間をつなぐ役割を果たしています。
もし採用したい人材がエンジニアなら、それに特化した採用メディアを選ぶべきです。ターゲットに合いそうなメディアがあれば、積極的に利用してもよいでしょう。
とはいえ、採用メディアの求人ページは決まったテンプレートがあり、そこに企業側が必要な情報を入力していくという簡素なものです。
内容が画一的になるため、他社との差別化、自社の優位性や求める人材を100%表現することはなかなか難しくなります。
求職者はそうしたテンプレート化された情報では不足に感じ、会社のホームページを閲覧し、採用情報にも目を通しています。十分な検討材料を得るまで、採用希望者は情報収集を行っていると考えてよいでしょう。
自社独自の採用ページを作る
そこで重要になってくるのが、自社独自の採用ページです。
内容や文字数に制限を設けず、自社はどんな会社で、どんな事業内容で、求める人物像はこんな人、といったように詳細をきちんと伝えることで、求職者へのより強いアピールが行えます。
またそれだけでなく「御社が本当に求めている」人材の採用にもつながっていくのです。
キレイごとだけでなく、正直な想いを深堀りして伝えることで、入社したら「こんなはずじゃなかった」とギャップを感じ、すぐにやめてしまうような人を減らすことができます。
では、採用ページにどのようなコンテンツを用意すればよいのかご紹介していきます。
基本編
募集要項
まず【どのような職種をどのような応募条件で募集しているのか】がわかる「募集要項」は必須記載事項です。
条件面
給与等の待遇面をはじめ、勤務時間・休日休暇・福利厚生などの就業条件も必要不可欠な情報です。
○○休暇など会社独自の休暇制度や、お誕生日制度といった会社独自の福利厚生がある場合はぜひ記載しておきたいです。
採用の流れ
採用の流れがシンプルにわかる情報が必要です。
【応募してからどのような流れで選考、採用になるのか】を示す「選考フロー/プロセス」も基本情報として掲載します。
これら3項目は、は採用メディアでも必ず掲載するようなコンテンツです。
ここからが自社独自の採用ページだからこそ載せられる、載せるべきコンテンツとなります。
応用編
<入社後のイメージ>を伝えるコンテンツ
ポイントは、求職者に「この会社に入社すれば、こんな風に仕事ができる」といったことを具体的にイメージさせること。
そのイメージを記載することで、求職者の多くが抱えている「ここに入社してうまくやっていけるのか」といった不安を解消させることができます。
例えば「職種紹介」「社員紹介」「社員の一日」といったコンテンツを作り、【実際にどのような人たちが、どのような仕事をしているのか】をよりわかりやすく伝えていきます。
仕事風景や顔写真なども合わせて紹介することで、具体的なイメージが湧きやすくなり、それが会社や先輩に対する親近感・安心感にもつながります。
<会社の中身>を伝えるコンテンツ
「数字でわかる●●(社名)」といったコンテンツを用意し、社員の「男女比」「年代の割合」「新卒/中途の割合」などをグラフ化して図示しながら、より具体的な情報を提供するのもよいでしょう。
また「オフィス紹介・ギャラリー」「動画コンテンツ」といったものを掲載すると、よりビジュアル化して自社の雰囲気を伝えることができます。文字よりも訴求力が高いのは画像や動画ですから、これらの利点を生かしてオリジナルコンテンツをつくっていきましょう。
<キャリアプラン>
入社してから自分がどのようになれるのか、あるいはどのようにステップアップできるのか、イメージできるコンテンツも欲しいところです。「教育・研修制度」や「キャリアプラン」などは明文化して伝えていきましょう。
<SNSとの連動>
現在はInstagramやTwitter、FacebookなどのSNSを積極的に活用することも、企業情報を知ってもらう上でとても重要です。定期的な更新を行えば、新鮮さを印象付けることができますし、社内イベントから普段の風景まで、リアルタイムに発信することで、自社の雰囲気をより身近に感じてもらうこともできます。
ポジティブな情報だけを載せないこと
企業独自の採用ページで重要なのは、ポジティブな情報に終始しないことです。
離職率や残業や休日出勤の有無など、一般的に好ましくないもの、場合によっては隠しておきたい情報も、求職者にとっては非常に気になるものです。
そういったものが見つからない場合、掲示板ホームページなどで調べる人も多く、もしそういったページでネガティブな情報を見つけてしまった場合、採用ページで伝えるときよりも悪い印象を与えてしまいます。
都合の悪い情報を隠しても、入社した後に問題を抱えることになり、長く働いてもらえない結果になることが多くなります。
悪い部分がなくても、「社員インタビュー」などで自社のよさ、楽しさだけを伝えるのではなく、大変なところ、入社して苦労したことなど、「実際のところ」をイメージしてもらうコンテンツを配置すると、求職者に対してのよりリアルなメッセージになります。
また、「代表/人事担当からのメッセージ」「求める人物像」などのコンテンツを作り、あえて厳しいメッセージや条件、入社にあたっての心構えなどを伝えることも大切です。そうすることで、入社してからの「こんなはずじゃなかった」というお互いのミスマッチを防ぐことはできるでしょう。
まとめ
人材を探す企業の立場から見ると、応募者の人となり、情報を包み隠さず確認したいところですが、それは求職者にとっても同じです。自社独自の採用ページには、求職者が求めているリアルでより具体的な情報を掲載するとよいでしょう。