スプレッドシートでGoogleアナリティクスの数値を計測しよう
- 投稿日:2018年06月04日
- 作成者:weblab
- カテゴリ:その他, マーケティング
ホームページを運営する場合、日々の業務の中でアクセス解析をしなければいけません。Googleアナリティクスで日々数値を計測して、必要なデータをレポートにまとめてといった作業にかなりの時間を費やしてしまっている人も多いのではないでしょうか?
Googleスプレッドシートを利用すれば、データのレポーティングを自動化できるため、作業負担が大きく減ります。今回は、Googleスプレッドシートを利用したGoogleアナリティクスの計測方法をご紹介します。
Googleアナリティクスのデータを自動化するべき理由
業務上、直近で3日間の平均データを毎日抽出しなければいけない場合、データを目視で確認し、手動で対象の数字をダウンロードしていては、非常に時間がかかってしまいます。その数字を加工し、グラフ化する作業までしていたら、時間がいくらあっても足りません。
GoogleアナリティクスやGoogleスプレッドシートは、同じGoogleが提供しているサービスなので、連携させることができます。GoogleアナリティクスをGoogleスプレッドシートと連携させることで、クラウド上で管理できます。
その結果、誰もが対象データに好きな時にアクセスできると同時に、Googleアナリティクスから一部の数値を抽出して簡単な集計表やレポートが作成できます。
データのレポーティング方法
GoogleアナリティクスをGoogleスプレッドシートに連携させることは、決して難しくありません。下記の手順通りに進めれば、誰でも簡単にできます。それでは、連携方法を解説していきます。
1.アドオン導入、レポート作成
まず、Googleスプレッドシートを開いてください。ページ上部に、「アドオン」というものが見えますでしょうか?「アドオン」をクリックすると、「アドオンを取得」というものが表れます。
メニューから「アドオン>アドオンを取得」と進めるだけですので、簡単です。すると、アドオンの検索画面が出ます。右上にある検索ボックスを利用して、「Analytics」と入力してみてください。トップにGoogleアナリティクスが現れると思います。
右側にある「+無料」をクリックするとアドオンを追加できます。すると、たくさんの項目が表示されて「Googleアナリティクスが次の許可をリクエストしています。」と表示されますが、ここは迷うことなく「許可」をクリックしてください。許可しなければ先に進めません。
これで、Googleアナリティクスのアドオンが追加され、データをレポーティングする下準備が完了しました。
次に、Googleアナリティクスのアドオンを利用してレポーティングするデータの設定を行っていきます。先ほどと同様に、Googleスプレッドシートのアドオン部分をクリックしてみてください。すると、追加されたアドオンとして「Google Analytics」が表示されていると思います。「Google Analytics」を選択すると、「Create new report」が表示されるため、こちらをクリックしてください。手順が正しければ、「Create a new report」が表示されます。
簡単に画面の説明をしておきますので、自分なりに設定していきましょう。
Name | レポート名を入力 |
---|---|
Account / Property / View | 利用したいデータを選ぶ |
Metrics | 利用したい値を選ぶ ・ページビュー「Pageviews」 ・セッション「Sessions」 などから選択できる。 |
Dimensions | データの取得方法を選ぶ |
2.データの抽出条件を設定
特定のデータを抽出したければ、Googleスプレッドシートに下記の設定を行っていきます。ここでは、「特定経路からの流入」に関するデータをレポーティングします。
オプション名 | 設定 |
---|---|
Report Name | レポート名を入力 |
View (Profile) ID / ids | 設定の必要なし |
Start Date / End Date | (どちらかで問題なし)データ取得の開始日〜終了日を設定する。 |
説明だけを見ると少しわかりづらいかもしれませんが、自分で手を動かして操作してみると意外と簡単にできます。 「Report Name」をクリックすると、レポーティングができます。
3.集計表を設定
レポーティングされたデータは、数字が並ぶだけなので、使いやすいとは言えません。これを実用的な状態にするにはどうすれば良いのでしょうか。実は、ピボットテーブルを使えば、簡単に見やすい集計表ができます。
やり方は、非常に簡単です。データからピボットテーブルをクリックします。範囲を選択してOKを押します。そこから、「レポート エディタ」に設定を行います。
これでシートを更新すれば、集計表の作成ができます。
4.グラフを設定
ここまで進めましたので、グラフの設定もやってみましょう。挿入からグラフをクリックしてください。
これで、シートに関連する折れ線グラフができます。これでグラフの設定は完了です。
最後に
GoogleアナリティクスとGoogleスプレッドシートとの連携は、やってみると意外と簡単だったのではないでしょうか。決して操作が難しいわけではありません。定期的にレポートを作成している方は、分析の作業に注力できるよう是非これを活用してみてください。