検索結果画面でつい押したくなる特殊表示『リッチリザルト』をご紹介!
- 投稿日:2022年09月27日
- 作成者:weblab
- カテゴリ:その他
Googleの検索結果画面では、ただ検索結果が並ぶだけではなく、特殊な表示になることがあります。その表示のことをリッチリザルトと言います。Googleが自動的に生成する場合もありますが、『構造化データ』によって指定することもできます。
構造化データでは他にも読み上げ機能などを利用することができますが、この記事ではリッチリザルトとはいったいどのようなものなのか、構造化データやその種類について説明します。
目次
リッチリザルトとは?
リッチリザルトとは、一般的な検索結果よりも操作的で視覚的な機能が追加された検索結果のことです。例えば、飲食店を検索した時に写真とマップが出てきたり、気になるニュースを検索したときにサムネイルが表示されたりすることです。
ホームページの説明文やURL、ページタイトルなどの総称は、スニペットと呼ばれています。そして、スニペットに画像や評価などの情報が追加された状態をリッチスニペットと呼びます。現在では、それらの総称がリッチリザルトという名称で統一され、検索キーワードとの関連性やページの内容について把握できるようになっています。
リッチリザルトに適応させるために必要な『構造化データ』とは?
リッチリザルトには、『構造化データ』が欠かせません。構造化データとは、検索エンジンが読み取るための特定の記述のことです。そして、構造化データを記述することを『マークアップする』と言います。Googleは、構造化データがあれば、Webサイトの情報を正確に読み解くことができます。実際に、構造化データについて詳しく見ていきましょう。
例えば、ウェブラボ採用サイトでは下記のような記述をしています。
このマークアップにより、下の画像のようにGoogle上に求人情報を掲載することができます。求人情報の掲載場所・機能は、Googleしごと検索(Google for Jobs)と呼ばれています。
リッチリザルトの種類
リッチリザルトには、多数の種類があります。記事や書籍、パンくずリスト、カルーセル、コース、Q&A、イベント、よくある質問、求人情報、ローカル ビジネス、ロゴ、映画、商品、レシピ、動画などです。
たとえば、書籍を調べてみましょう。「仕事に使える Excel 関数ブック」で検索してみます。すると、対象ページを閲覧しなくても、書籍の画像や概要、どこで書籍を買えるのか、あらゆる情報が検索結果にリッチリザルトとして表示されています。
他にも、「東京 求人」と検索すると、Googleしごと検索がリッチリザルトとして表示され、求職情報の提供元や雇用形態、サイトへの掲載開始日などを閲覧できます。
Google検索セントラルの検索ギャラリー(https://developers.google.com/search/docs/advanced/structured-data/search-gallery)では、多数の種類のリッチリザルトを見ることができます。
リッチリザルトを試してみる
リッチリザルトを利用するため、構造化データを作成した場合は、正しく記述できているか、チェックしてみましょう。具体的なチェックについては、Googleが提供しているリッチリザルトテスト(https://support.google.com/webmasters/answer/7445569?hl=ja)で試すことができます。
リッチリザルトの注意点
リッチリザルトについては、次の点に注意しましょう。
各種ガイドラインを遵守する
ガイドラインの品質基準を満たしていないと、リッチリザルトの対象外とされることがあります。そのため、各種ガイドラインを遵守して、正しく記述しないといけません。
もし、Googleのガイドラインを無視するようなことがあれば、リッチリザルトの非表示はもちろん、検索順位を下げることにつながります。最悪の場合、Webサイトが圏外になってしまうことがあるため注意が必要です。
ユーザーの検索意図に合わせる必要がある
構造化データを正しく記述したからといって、必ずしもリッチリザルトが適用されるとは限りません。つまり、ユーザーの検索意図と合ったものでなければ表示されないということです。また、掲載されたとしても、検索ワードがとてもシビアな可能性もあります。
そのため、構造化データを作成して終わりというわけではないため、思ったように表示されない場合は、ユーザーの検索意図とずれていないか見直してみましょう。
まとめ
リッチリザルトを検索結果で表示させることができれば、非常に高いインパクトがあるため、アクセスを集めやすくなります。ユーザーの検索意図を考えながら、クリック率の上昇を目指しましょう。