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サイト職人スタッフブログ

サイトスピード改善で使いたい「PageSpeed Insights」の使い方を解説

3892696_sWebサイトにおける表示速度はSEOにおいても重要な要素ということをご存じの方も多いでしょう。過去にもWebサイトの表示速度を改善する方法(https://www.site-shokunin.com/blog/other/5002.html)について取り上げましたが、本当に改善されているか不安に感じることはないでしょうか?
 
Webサイトの表示速度は、ツールを利用すれば分析することが可能です。現在、さまざまなツールが存在しますが、今回は特に広く利用されている「PageSpeed Insights」の使い方についてわかりやすくご紹介いたします。
 

PageSpeed Insightsとは

PageSpeed Insightsとは、Googleが無料で提供しているウェブパフォーマンス分析ツールです。2021年に大幅なリニューアルを経て、より使いやすく洗練されたデザインになりました。このツールは、Webページの速度とパフォーマンスを向上させるために役立つ情報を提供してくれます。PageSpeed Insightsの基本的な使い方は、下記のとおりです。
 
PageSpeed Insights
https://pagespeed.web.dev/

  • ステップ1:ページスピードインサイトのWebサイトにアクセスします。
  • ステップ2:「ウェブページのURLを入力」にURLを入力します。
  • ステップ3:「分析」をクリックします。

 
「ウェブページのURLを入力」にURLを入れるだけで分析が始まり、だれでも簡単に、Webページのパフォーマンスに関する重要な情報を受け取れます。分析内容はレポートとして表示され、表示速度の判断指標となります。
 
PageSpeed Insightsは、携帯電話(スマートフォン)とデスクトップ(PC)で別々のレポートを作成してくれるため、それぞれのデバイスでWeb上のパフォーマンスをすぐに判断できます。
 
また、分析結果を後から確認したい場合、PageSpeed Insightsの右上にある「リンクをコピー」から取得したURLにアクセスすれば、そのときに分析したレポートを再度確認できます。これにより、Webページのパフォーマンスから改善策を見つけ、社内レポートとしての共有が簡単にできる仕組みとなっています。
 

PageSpeed Insightsで分析できる内容

PageSpeed Insightsでは、Webページの表示速度を評価するために、以下の項目を分析できます。
 

実際のユーザーの環境で評価する

PageSpeed Insightsの「実際のユーザーの環境で評価する」では、過去30日間の実際のユーザーがWebページを閲覧する際の環境に基づいてパフォーマンスを評価します。これにより、実際のユーザーエクスペリエンスを反映した評価が行われます。
 

パフォーマンスの問題を診断する

PageSpeed Insightsの「パフォーマンスの問題を診断する」では、Webページの表示速度を低下させる原因となっている可能性のある問題を診断します。この診断結果を参考にすることで、全体パフォーマンスのチェックはもちろん、どこに問題があるのか、分析データを軸に表示速度を改善するための具体的な案を考えることができます。
 

改善できる項目

PageSpeed Insightsの「改善できる項目」では、表示速度を改善するために実行できる具体的な改善策を提示しています。この改善策を参考にすることで、Webページの表示速度を効率的に改善できます。
 
改善できる項目で見つかった問題点一覧ですが、それぞれの詳細データを開くことで、具体的な問題点や改善場所がわかるようになっているため、指示通りに直していきましょう。
 

診断

PageSpeed Insightsの「問題」では、Webページのさまざまな問題点に焦点を当て、そのパフォーマンスに関する評価を提供します。これによって、どのような問題点が何秒程度の遅延を起こしており、改善数がどれくらいあるのかがわかります。
 

合格した監査

PageSpeed Insightsの「合格した監査」では、WebページがGoogleの基準に合致するかどうかを判断する監査結果を提供します。合格すれば、Webページのパフォーマンスが最適であり、改善の必要がないことを示します。合格しない場合、改善の余地があることを示唆し、具体的なアクションを提案してくれます。
 

どのように読み解けばよいのか

PageSpeed Insightsで分析結果を読み解くためには、以下の3つのポイントを意識してデータを分析していきましょう。
 

「実際のユーザーの環境で評価する」で時間の長さを確認する

この項目では、Webページが実際のユーザーにどれだけ速く表示されるかを評価しています。そのため、時間の長さを確認してWebページの読み込み時間を短縮し、ユーザーがWebページをストレスなく閲覧できるように、読み込み時間を最小限に抑えることが大切です。
 

「パフォーマンスの問題を診断する」でスコア評価を確認する

このスコアは、Webページのパフォーマンスを示す指標であり、高いスコアほど優れたパフォーマンスを発揮していることがわかります。一方でスコアが低い項目は、表示速度を改善する上で優先的に取り組むべき項目ということです。
 

「改善できる項目」で対応できる内容を実施する

「改善できる項目」で「改善策」を確認します。実装可能で最も効果的なものから着手していくことで、Webページの表示速度を改善できます。しかし、すべてを実施することは現実的ではありません。
 
そのため、100点には近づける必要はあっても100点にしなければならないわけではありません。たとえば、Googleアナリティクスなどのアクセス解析は速度が遅くなる要因にはなりますが、決して外すべきものではありません。それよりも、別の最適化の方法を検討し、アナリティクスのパフォーマンスへの影響を最小限に抑える方法を模索することが重要です。
 

まとめ

PageSpeed Insightsは、Webページの表示速度を評価するための強力なツールです。各項目の分析結果を参考にすることで、Webページの表示速度を改善し、ユーザーの満足度を向上させることができます。まだ使ったことがない場合は、ぜひ有効利用してみましょう。

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