SEOではどちらが効果的?「www」ありと「www」なし
- 投稿日:2017年07月14日
- 作成者:weblab
- カテゴリ:SEO
ホームページを作って「いざ公開!」となったとき、ドメインの「www」をありにするかなしにするか、どっちがいいのか迷ったことありませんか?
「SEO的にどうなんだろう…」、「ない方が見た目的にスッキリするし、覚えてもらいやすいんじゃないか…」などいろいろ考えますよね。
そもそも、ドメインに「www」をありかなしかで、SEO的に何か影響はあるのでしょうか?
「www」なしでもSEO的には影響ない
基本的には、「www」があってもなくても、検索順位に影響はないと言われています。
それだけに、「www」がありかなしかは好みの問題ではないでしょうか。
「www」をなしにした場合、ユーザー目線で考えると以下のようなメリットがあります。
- 文字数が短くなり、ドメインが簡潔でわかりやすい
- ドメインが短いため、読み込みやすく、また入力がしやすくなる
「www」をありかなしかというのは好みの問題になりますが、実は「www」バージョンのURLとつけないバージョンのURLを両方設定できることをご存知でしたか?
両方のバージョンのページを設定するとどうなる?
まずは試しに下記の2つのリンクで試してみましょう。
http://site-shokunin.com/
https://www.site-shokunin.com/
この2つのリンクはどちらも同じホームページです。
このホームページのURLを、ブラウザのアドレスバーに貼り付けして、アクセスしてみてください。
弊社サイト職人のページが表示されますよね。
もちろん同じホームページなので、表示される内容は同じです。
しかし、人が見ると同じページでも、検索エンジンはそう見てはいません。
検索エンジンはこの2つを別のページとして判断しているのです。
ちなみにwwwの有り無しのほか、index.html、/(スラッシュ)の有り無しでも別のURLと判断しているようです。
別のURLと判断された場合、一つ問題があります。それはSEO効果の低下です。
「さっきSEO的に影響ないって言ったじゃないか!」と思われた方もいるかもしれません。
「www」ありかなしか、どちらかで設定した場合はSEO的に影響ありません。
ところが「www」ありのドメインとなしのドメインが両方あり、どちらからもアクセスできる場合、SEOにマイナスの影響が出るということです。
つまり、「www」ありなし、どちらかに設定しないと、重複ページとして認識されてしまい、最悪の場合はGoogleのペナルティを喰らってしまう可能性もあります。
「www」ありなしよりも大切なこと
「www」ありなしのページそれぞれにアクセスがあれば、パフォーマンス的には半分ずつですよね。1つのドメインなら100pvの場合でも、50pvずつ分ける形になるわけですから。
これではせっかくSEO対策をしてもページの評価が分散してしまうことになります。
また、コピーコンテンツであると判断されてしまい検索順位が著しく下がるかもしれません。
ドメインを「www」ありかなしか、どちらかに絞り込んでアクセス、リンク、コンテンツの評価を集中させなくてはいけません。
自分のホームページの「www」ありなしをチェック!
ご自身のホームページが「www」ありなしのどちらでインデックスされているか確認してみましょう。
Googleの検索ボックスに「site:wwwなしのドメイン」と検索してみてください。すると、検索結果にwwwありかなしか、表示されます。
これで自分のページが検索エンジンでどのようにインデックスされているかわかりますよ。もし両方でインデックスされていたら要注意です。
wwwの有り無しを統一する方法
それでは基本的な設定方法を紹介していきます。
いくつか方法がありますが、まずは「301リダイレクトで統一」する方法です。
この方法は、.htaccessファイルに専用コードを記述する方法です。htaccessはテキストファイルなので、作成は簡単です。テキストエディタを使って下記のように記述します。
https://www.site-shokunin.com/ をwwwなしにする
Options +FollowSymLinks
RewriteEngine on
RewriteCond %{HTTP_HOST} ^www\.site-shokunin\.com$
RewriteRule ^(.*)$ http://site-shokunin.com/$1 [R=301,L]
「Googleサーチコンソールで統一」
GoogleサーチコンソールとはGoogleの無料ツールの一つで、自分のサイトを登録すればいろいろと便利な機能が使えます。
・Googleサーチコンソール
このGoogleサーチコンソールを使って、wwwありなしの設定を変更する方法ですが、まずwwwありとなしのそれぞれのバージョンのサイトを登録しておきます。
2つを登録したら、各サイトの「設定」から、「設定」をクリック「使用するドメイン画面」を表示します。
その後どちらかのドメインを選択し、保存します。
これで設定は完了です。
「canonical属性タグ」
HTMLのheadタグの中に、URL正規化タグcanonical(カノニカル)タグを入れる方法です。
こんな感じです。
ちなみにcanonical属性によるURL正規化を行ってもすぐには反映されないので、覚えておくと良いかも知れません。
まとめ
「www」のありなしを統一すると、分散している重複コンテンツの評価を一つにまとめる事ができます。
もし貴社のサイトで両方インデックスされていた場合は、必ず設定しましょう。