今更聞けない?検索エンジンの仕組みについて
- 投稿日:2019年02月28日
- 作成者:weblab
- カテゴリ:HTML, SEO
ホームページのSEO対策が重要だと叫ばれている昨今、企業のWeb担当者の皆さんは自社のホームページの順位を上げるために日々奮闘されていることかと思います。
ところで、そもそもの検索エンジンの仕組みについては具体的にご存知でしょうか?有効なSEO対策を行うためには、検索エンジンの仕組みを正しく理解していることが大切になります。今回は初心に立ち返って、検索エンジンの仕組みについて解説していきます。
そもそも検索エンジンとは
検索エンジンとは検索ユーザーが求める情報を適切に表示する、膨大な情報を含んだデータベースであり、システムです。皆さんが検索エンジンに対して対象キーワードの検索を要求すれば、検索エンジンは自分自身で収集した情報のまとまり(データベース)から検索ユーザーにとって最も優れた回答を探しだします。
検索エンジンは、検索ユーザーの傾向やホームページへのアクセス状況から個別の検索結果を作ることも可能です。画像や動画など、コンテンツの種類を問うことなく、必要な情報を表示できます。主に、検索エンジンの管理を担っているのはGoogleです。他にも、Yahoo!やBaidu、Bingなどがあります。
検索アルゴリズムについて
検索アルゴリズムとは、検索エンジンを構成しているルールのことです。どのようなキーワードに対して、どんな回答を表示するのか、その仕組みのことを検索アルゴリズムといいます。
そのため、私たちの作成するホームページの順位は、検索アルゴリズムの中に含まれるランキングシグナルという要素によって決まっています。具体的なランキングシグナルの項目は、数百にもおよぶといわれており、毎年、幾度となく変更されています。
ちなみに、ランキングシグナルを構成する要素とは、どのようなものがあるのでしょうか。下記は、ランキングシグナルの具体例です。
- コンテンツをコピーすることなく、オリジナル性があるか。
- 検索ユーザーにとって有益性が高いか。
- 内部リンクや外部リンク対策をしており、常に最適化されているか。
- スマートフォンやタブレットなど、モバイル端末でも適切に見ることができるか。
- ホームページの表示速度は、遅くないか。
- ブラックハットと呼ばれる方法を利用していないか。
- ホワイトハットを意識して、タイトルにキーワードを含めることができているか。
などが、ランキングシグナルです。気にし始めると、きりがありません。そのため、“コンテンツを作成する→修正する→コンテンツを作成する→修正する”というサイクルを繰り返して、ランキングシグナルにマッチさせていくことが大切です。
補足:ホワイトハット、ブラックハットとは?
過去の記事で紹介していますので、合わせてご覧ください。
今さらだけどなるはやでSEOについて知りたい(後編)
Googleはどのようなサイトを評価しているのか
Googleは、何を大切にしているのでしょうか。それは、長年追求している理念を確認すればわかります。ここでは、Googleがどのようなサイトを評価しているのかについてご説明します。
検索ユーザーを重要視している
Googleが最も大切にしているのは、検索ユーザーの存在です。なぜなら、検索ユーザーがいなければ、Googleは企業を存続できないからです。
Googleは完璧な検索エンジンを目指すため、ユーザーの意図を正確に把握し、ユーザーニーズとマッチする仕組みを追求しています。そのため、検索ユーザーを意識したホームページは高く評価されやすいということです。たとえば、ホームページ内の導線の改善や画像の表示速度の改善などの作業は、ホームページの評価を上げることにつながります。
良質なコンテンツは、高く評価される
検索アルゴリズムについて知れば知るほど、ランキングシグナルが膨大に存在していることがわかります。そのように聞けば、何から着手するべきなのか迷ってしまうかもしれません。Googleのエンジニアたちは、ホームページの運営者に対して、ある重要なことを話しています。
それは、良質なコンテンツを高く評価しているということです。Googleは、これまでに何千何万という何の役にも立たないホームページを圏外へ飛ばしてきました。なぜ、ホームページを圏外へ飛ばすのか。それは、検索ユーザーに対して良質なコンテンツではなかったからです。
こんな話を聞くと、Googleが堅苦しい存在のように感じます。しかし、我々にとってGoogleは大切なビジネスパートナーです。うまく利用すれば、膨大な集客をもたらしてくれます。仲良くするためには、検索アルゴリズムについて知り、自分自身を変えていくしかありません。
これからも幾度となくアップデートが繰り返されていくと思いますが、良質なコンテンツさえ作っていれば、いつの時代も残り続けることができます。その本質は、何十年何百年の時が経過しても変わることはありません。逆にいえば、それだけ良質なコンテンツを作ることは難しいという事なので、我々も勉強を重ねる必要があります。
まとめ
検索エンジンの仕組みについて理解できましたでしょうか?
検索エンジンのアルゴリズムは日々アップデートされていますが、その基盤となっているのは「ユーザーにとってより便利でありたい」「ユーザーに有益な情報を提供したい」という考え方です。是非、今後のSEO対策を行う際のヒントにしてみてくださいね。