Googleが勝手に検索結果のタイトルを書き換える?アップデート内容について解説
- 投稿日:2021年10月12日
- 作成者:ito.y
- カテゴリ:SEO
サイト職人をご利用になるお客様より、検索結果に出てくるページタイトルが本来のtitleタグではないというお問い合わせをいただくことがあります。
実は、8月にGoogleよりタイトル生成のシステムのアップデートを行ったという発表がありました。このアップデートにより、titleタグ以外の要素がタイトル形成に利用され、検索結果に表示されています。
今回はこのアップデートを受けて、Googleが行うタイトル生成の仕組みや、どのような対応を求められるのか解説致します。
目次
検索結果が書き換わるアップデート内容とは?
そもそも検索結果のタイトルは、titleタグが使われているのではないのかと思われている方が多いと思います。実際は、10年以上前からtitleタグ以外の要素が検索結果でのタイトルに使われています。そのため、titleタグとは異なる情報がページタイトルに表示されていました。
そして、2021年8月にタイトル生成のシステムのアップデートが報告され、ユーザーにとって最適なタイトルをGoogleが生成される仕様となりました。その結果、検索クエリごとにタイトルが生成されていたのが、ページごとにタイトルが変更される仕様へと変わりました。
titleタグが使われない理由とは
何故タイトルを示すSEOタグであるはずのtitleタグが使われないのか。その多くは正しいtitleタグの設定ができていないことに理由があります。次に、titleタグが使われない理由についてご説明します。
titleタグの内容が長すぎる
titleタグの内容が極端に長いと、テキストを省略することはせずtitleタグ以外の情報を表示することがあります。長いタイトルを設定することはユーザーにとって正しい行為とはいえません。
キーワードを詰め込みすぎている
SEO担当者として働いていると、キーワードの詰め込みすぎはいけないと思っていても、検索結果での上位を期待してtitleタグに入れすぎているということはないでしょうか。やはり、そのようなtitleタグでは、ユーザーに正しく情報を伝えることはできないため、使用されない方向になりました。
titleタグが空欄・titleタグ自体が無い
この記事を読んでいる方は、“titleタグがWebサイトでどのような働きをしているか”ということはご存じかと思います。一方で、最近Web担当になった方はtitleタグの存在を知らなかったり、新設されたサイトでtitleタグ自体を入れ忘れていたりといったことがあります。
また、ホームや無題、サイト名など定型文の繰り返しになっているケースが非常に多く、これを検索結果に持ってくるとユーザーに混乱を与える原因となってしまいます。
タイトルは、何を参考に変えられているのか
Googleは、タイトル形成の仕様をアップデートすることで、そのページの情報を正しく伝えるのにもっとも有効なタイトルとは何かを考えて、タイトル表示を行っています。そのため、今後、Googleの検索結果のタイトルは、自分で意図的なものへと変更することはできないと思っていた方が良いでしょう。
しかし、タイトルを生成するにしても、どのようなポイントを参考にタイトルが作成されるのでしょうか。おそらく、始めにtitleタグを参考にしますが、これが最適ではないときは、次の要素を見ていくことになります。
- hタグ
- ディスクリプション
- アンカーテキスト
- ブランド名
- サイト名
- その他、サイト内で使用される情報
「この情報を参考に、タイトルを生成してほしい!」と思っても、先ほどもお伝えしたようにこれらの仕様は完全にコントロールできるものではありません。しかし、だからといって何も対策ができないわけではありません。
有効な対策方法はあるのか?
タイトルをSEO対策上、有効なものへと変えるにはどうすれば良いのでしょうか。
有効な対策方法についてご説明します。
不適切なタイトルになってしまった場合
現状、不適切なタイトルを変更するための有効な対応策はありません。そのため、Googleにフィードバックする必要があります。
ヘルプコミュニティ
https://support.google.com/webmasters/community?hl=ja
ヘルプコミュニティにアクセスして、次の情報を伝えましょう。
- WebサイトのURL
- 検索結果上で表示に利用されたタイトル
- パソコンやスマホなど、デバイスの種類
- 準備が可能なら実際に表示されている画像
- タイトルについてどのように感じたのかの意見
これでリクエストが反映される可能性があります。
今後どうするべきか
すぐにtitleタグを書き換えたからといって、自分が表示させたいものへと変更される保証はひとつもありません。そのような対策方法よりも今後は、Googleのガイドラインに従ったtitleタグを記述すると良いでしょう。
hタグなど他の要素を見直す
hタグは、タイトル生成に有効な情報のひとつとされています。そのため、hタグを中心に、その他の要素で無駄な情報を入っていないかを見直しましょう。
そのような修正が完了したら、実際の検索結果を見て、正しく情報が表示されているかチェックしましょう。
まとめ
タイトルの書き換えは、Googleの仕様のため完全にはコントロールできませんが、その他の情報を修正していくことで、要望に近づけることはできます。検索結果で異なるものが表示されている場合は、内容を見直してSEO上、有利なものへと変えていきましょう。