URLの大文字と小文字は区別される!URL設定には明確なルールを設けよう
- 投稿日:2021年11月09日
- 作成者:ito.y
- カテゴリ:SEO
Webページを新規作成する際、URLに大文字と小文字を混ぜていることはありませんか?Web担当者によっては、大文字と小文字を混ぜても何も問題はないのではと思っている方もいるでしょう。
しかし、URLに大文字と小文字を混ぜたようなページを作成するとSEOに関わる問題を抱えてしまうかもしれません。今回は、大文字と小文字によるURL設定の具体的な問題や有効な対処法についてわかりやすく解説していきます。
URL設定における具体的な問題とは?
GoogleのJohn Mueller氏による次の回答が注目されました。
- 大文字小文字であること自体はSEOの問題と見なさない(どちらでもいい)
- 検索エンジンはURLが一字一句同じでないと別ページとして認識する
上記のように、URL自体が大文字・小文字であるのかは、大きな問題とはなりません。むしろ、まったく気にする必要はありません。しかし、原則的な話となりますが、検索エンジンは、URLが一言一句同一のものが利用されていないと、まったく別のページだと認識してしまいます。
そのため、URLが大文字と小文字であるかは、SEO上は問題がなくても、検索エンジンへの伝達方法として大きな問題があるといえます。URLの大文字と小文字が区別されてしまう以上、Web担当者は有益な対策をとっていく必要があります。
URLの大文字と小文字が区別される場合の対処法
Googleの検索エンジンによって大文字と小文字が区別される場合、次のような対処が有効です。
301リダイレクト
まずは、301リダイレクトによる方法で対処していきましょう。301リダイレクトとは、httpステータスコードの一種で、URLの変更時に便利な処理コードのことです。一般的には、旧サイトから新サイトへの引っ越し時に利用される技術で、301のリダイレクトを行えば、簡単に送客したいページへとユーザーを送ることができます。
301リダイレクトを利用すれば、以前のWebページの評価を簡単に引き継ぐことが可能です。しかし、注意点をあげるとするのであればFacebookやTwitterで得られた評価数は引き継げないことです。あくまでも、ページの評価に限定されることを覚えておきましょう。
ページを作るときはURLを統一するルールを決める
ページを作成する場合は、ユーザーフレンドリーなURLを考案し、統一するようにしましょう。しかし、ユーザーフレンドリーなURLというものは、どのようなものなのでしょうか。一般的に次のようなURLは、SEO対策に効果があり、ユーザーフレンドリーなURLといわれています。
【ポイント1】URLに対して、検索者の目的の情報が入っている
【ポイント2】一目で見て、シンプルだとわかる
【ポイント3】あとで思い出しやすい文字列になっている
【ポイント4】検索キーワードが含まれている
上記のように、ユーザーにとってわかりやすいキーワードをひとつ入れておくのは非常に有効なURLの作成方法です。複合キーワードがある場合は、Googleは2キーワードまで認識してくれるため、SEO対策を意識してユーザーフレンドリーなURLを考案し、作成方法を統一していきましょう。
このようにURLの作成方法を厳格に決めておけば、大文字やわかりづらいURLが作成される状況を意図的に回避できるため、非常に有益な対策法といえるでしょう。
なるべくは小文字のほうが優しい
Googleの検索チームの方針では、URLはなるべく小文字の方が良いといわれています。その理由は、URLに大文字を使用してしまうと、ユーザーが文字を見間違えてしまう可能性があるからです。つまり、それではユーザーフレンドリーなURLといえません。
また、ファイル名やディレクトリ名に大文字と小文字を混ぜて利用してしまうと、サーバー変更時に、大きなトラブルに繋がることも考えられます。そして、URLを直接手入力する際は、小文字であることが多いため、小文字である方が良いということです。
そのため、ユーザーにシフトを押しながら大文字にする手間を与えてしまうのなら、最初から小文字にしておいたほうがミスや手間なく、正しいURLへとアクセスしてもらいやすくなります。
URLの正規化を行う
URLの大文字と小文字が区別される場合、URLの正規化による対処は非常に有効です。最初にお伝えした301リダイレクトでも、URLを正規化はできますが、301リダイレクトが必ずできるとは限りません。301リダイレクトが使用できない場合は、canonicalタグを使って、URLの正規化を行います。
canonicalタグの設定方法ですが、重複しているページの
まとめ
URLという場所は、Web担当者にとって、意識されづらいところかもしれません。URLが大文字小文字であること自体は、SEO対策に大きな影響はなかったとしても、検索エンジンは別ページとして認識してしまいます。
そのような問題を起こさないためにも、URLの作成方法については方針を統一していきましょう。