古くなってしまったコンテンツはどうするべき？

Webサイトをお持ちの方は、画像やお知らせやブログなど、さまざまなものを更新されていると思います。良質なコンテンツを追加していくことはSEO対策としてとても大切ですね。しかし、新しい情報が更新される一方で、古い情報の扱いには困っている方も多いのではないでしょうか。

今回は、コンテンツの内容が古くなってしまった時の対応についてわかりやすく解説していきます。

古いコンテンツは評価されないのか？

現在、Googleは高品質・ユーザビリティの高いコンテンツを高く評価します。実際に、Google サーチコンソールの情報を参照すると、次のようなことが記されています。

“急上昇中のキーワードが検索された場合、システムは、古いページより最新情報のほうが有益であると判断します。”

また、過去の記事でもコンテンツマーケティングについて解説しています。上位表示しやすいコンテンツについて知りたい方は、ぜひ参照してください。

適切なページの長さはどのくらい？SEOと文字数の関係とは？
https://www.site-shokunin.com/blog/seo/5549.html

被リンクなどの評価を含めると一概に古いコンテンツの評価が悪いとはいえませんが、古い情報をアップデートすることでより良い評価が得られます。そのため、古いからという理由でコンテンツを消してしまう前に、評価を上げるための有効な対策の仕方について知っておきましょう。

古いコンテンツには、下記の対策が有効です。

上記のメリット・デメリットを確認していきましょう。

後から新しい情報を追記する方法です。一般的に、コンテンツマーケティングでは、リライトと呼ばれています。そのままの意味ですが、古いコンテンツに新しい情報を入れたり、書き直したりするということです。

新しい情報を追加する場合、コンテンツのタイトル下部分に追記したことや更新日などを明記すると読者に更新情報が伝わりやすくなります。日付情報を正しく表示させる場合は、次のGoogle検索セントラルの情報を参照してください。

◆メリット
コンテンツをリライトし、更新日の項目に正しい更新日を設定すると、検索結果に日付が明記され、Googleの検索エンジンはもちろん、訪れるユーザーも最新の情報を探すことができるメリットがあります。また、リライトであればコンテンツを消さずに済むため、被リンクも残すことができます。

◆デメリット
リライトによって良い結果が得られることもありますが、コンテンツの内容によっては求める結果が得られないこともあります。つまり、コンテンツを削除し、新規作成した方がサイトの全体評価が上がることがあるため、SEOについて正しく見極める必要があります。

結論から言うと、「中身の情報が古くなった」だけでページごと消すのはおすすめしません。なぜなら、先ほど述べた通り、コンテンツの内容が古いことは、一概に悪いこととは言えないからです。ユーザーが古い情報を求めている場合もあります。

とはいえ、使用しなくなった問い合わせフォームなど、明らかに不要なページは削除やリダイレクトが大切です。乱用すると不正な動きと認識されてしまうため、できるだけ同じ項目のページにリダイレクトさせるようにしましょう。

◆メリット
必要のないコンテンツを消す・リダイレクトすれば、評価を下げる要素を減らせるため、サイトの順位が上がりやすくなります。
また、リライトでは対処できないケースというのもありますので、必要に応じてコンテンツの削除やリダイレクトは行っていきましょう。

◆デメリット
一方で、内容によっては新しい情報よりも古い情報に価値があるということもあります。コンテンツを削除したり、リダイレクトしたりしてしまうと、古い情報にアクセスできなくなります。「どうすればユーザーが困らないか？」という視点をもって必要な対策を行っていきましょう。

古いコンテンツについては、公開時点で最新の情報を掲載するように意識しておけば、サイトの評価を着実に高められます。
すでに検索上位に入っているページならより流入が見込めますし、あまりクリックされていないようなら、タイトルや構成も見直してより良いコンテンツになるようにしましょう。

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