OGPの設定はお済みですか?
- 投稿日:2019年12月24日
- 作成者:weblab
- カテゴリ:マーケティング
WebサイトやSNSでの集客に取り組んでいる方は、OGPという言葉を1度は目にしたことがあるかと思います。
OGPは、SNS上で記事をたくさん拡散してもらうために必須の仕組みです。
今回は、OGPとはどのような仕組みであるのか、各種SNSの具体的なタグの記述方法についてわかりやすく解説します。
OGPとは?
OGPとは、Open Graph Protocol(オープン・グラフ・プロトコル)の略称で、Facebookやtwitter、LINEなどのSNS上でホームページの内容を伝えるための情報のことです。
SNSの記事の中で、リンク先の表示でアイコンやタイトル、紹介文が表示されているのを見たことはありますか?
これらはOGPと言って、表示内容を自分で設定することが可能です。OGPを設定すれば、SNS上で拡散された際の、ページのタイトルやURL、アイキャッチ、コンテンツの概要、画像などを自分でコントロールできます。
・サイト職人のページ
https://www.site-shokunin.com/
OGP設定なしの場合の画像
設定がない場合は、トップページのタイトルや画像がデフォルトで表示されています。
OGP設定ありの場合の画像
設定した場合は、設定したタイトルや画像が表示されるようになります。
OGPを正しく設定することで、ホームページの情報を的確に表示できるため、SNSを利用するユーザーから注目を集めやすくなり、クリック率が上げWebサイトへの集客を促すことができます。
基本共通記述方法
headタグに、下記のメタタグを記述します。それぞれのSNSには、専用のタグがあるものの、次のタグを設定しておけば共通利用できます。
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<!-- ※共通設定タグ --> <head prefix="og: http://ogp.me/ns# fb: http://ogp.me/ns/fb# article: http://ogp.me/ns/article#"> <meta property="og:title" content="ページのタイトル" /> <meta property="og:type" content="ページの種類" /> <meta property="og:url" content="ページのURL" /> <meta property="og:image" content="サムネイル画像のURL" /> <meta property="og:site_name" content="サイト名" /> <meta property="og:description" content="ページのディスクリプション" /> |
og:titleの記述のポイント
og:titleには、ページのタイトルに関する情報を記述します。例えば、ある状況下でページタイトルとは別の情報を表示させたくなったとします。その際は、og:titleに対して任意のタイトルを記述します。
SNSで拡散された際は、og:titleに対して任意で記述されたタイトルが優先的に表示されます。
og:typeの記述のポイント
og:typeでは、ページの種類を記述します。例えば、対象のコンテンツがTOPページなら「website」と記述します。もし、TOPページ以外の記事ページなら「article」と記述します。
Facebook用記述方法
FacebookでOGPを設定するには、上記の共通設定タグに加えて、記述すべきタグがあります。Facebookでは、App IDの取得が必要となるため、事前に取得しておきましょう。Facebook用のタグは、次のとおりです。
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<meta property="fb:app_id" content="App-ID" /> |
fb:app_idとは、FacebookでOGPを表示するための必須プロパティです。Webサイトによっては、fb:adminsを用いている場合もあるかもしれません。fb:adminsでは、adminIDと呼ばれる個人情報の表示が必要となるため、使用の際に危険が伴います。可能な限り、fb:app_idを利用するようにしましょう。
OGP画像シミュレータ
fb:app_idを用いてFacebookの設定が終わったら、OGP画像シミュレータを使って、タイムライン上でどのように表示されるのか確認してみましょう。OGP画像シミュレータを利用すれば、Facebookへ実際に投稿する前に、どのように表示されるのかをチェックできます。
【公式】OGP画像シミュレータ
http://ogimage.tsmallfield.com/
シェアデバッガ(facebookにログインが必要)
OGPの設定が終わっても、「初めての作業で不安。本当に、正しく設定できているかしら?」と思われる方もいるでしょう。その場合は、シェアデバッガを利用して、正しく設定できているかチェックしてみましょう。
もし、任意の情報を上手く表示できていなければ、対象のコンテンツを修正してください。修正が完了したら、「もう一度スクレイピング」をクリックして、再度新しい情報を読み込みましょう。
【公式】シェアデバッガ
https://developers.facebook.com/tools/debug/sharing/
Twitter用記述方法
Twitterでは、画像付きのリンク情報のことをTwitterカードといいます。Twitterカードは、下記のタグを利用して表示します。
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<meta name=”twitter:card” content=”カードの種類“> |
Twitterカードは、ホームページやブログのHTMLタグを設定して、拡散したい記事やホームページのURLを記述することで表示できる仕組みとなっています。タグを記述する際は、下記の4種類のカードを目的に合わせて使い分けます。
Twitterカード一覧
- サマリーカード(summary)
- 大型画像付きサマリーカード(summary_large_image)
- アプリカード
- プレイヤーカード
それぞれのカードの詳細は、次のとおりです。
・サマリーカード(summary)
サマリーカードとは、アイキャッチ画像と記事タイトル、説明文を表示できるカードのことです。
・大型画像付きサマリーカード(summary_large_image)
大型画像付きサマリーカードとは、大型のアイキャッチ画像と記事タイトル、説明文を表示できるカードのことです。
・アプリカード
アプリカードとは、Twitter上でアプリのダウンロードの促進ページを表示できるカードのことです。
・プレイヤーカード
プレイヤーカードとは、Twitter上で音楽や動画を再生できるカードのことです。
Twitterカードの記述が終わったら、デバッガで確認します。
【公式】Card Validator(Twitterにログインが必要)
https://cards-dev.twitter.com/validator
まとめ
それぞれのSNSの仕様に合わせ、適切な画像やタイトル、説明文を設定すれば、SNSの記事の中で興味を引くことも可能です。少しの工夫で大きなアクセスアップが期待できるため、有効なSEO対策として技を習得し、適切なOGPを設定できるようになりましょう。