Mac標準搭載アプリ「プレビュー」で画像の編集をしよう
- 投稿日:2019年12月17日
- 作成者:weblab
- カテゴリ:デザイン
サイト職人では、「画像のサイズを変更する方法」についての問い合わせをいただくことがあります。
スタッフブログでは、以前「Windowsでの画像の編集方法」についてご紹介いたしました。
今回は、Macでも簡単に画像を編集できる方法についてご紹介いたします。
使用するアプリケーションについて
今回は、「プレビュー」を使用します。プレビューとは、Macの標準搭載アプリケーションです。Macのプレビューを利用すれば、簡単に画像編集や画像加工ができます。それでは、実際に対象の画像をプレビューで開いてみましょう。
デフォルトでは、PDFやイメージファイルをダブルクリックすると、「プレビュー」で開けます。そのため、特別なアプリをインストールしなくてもだれでも利用できます。
こちらのアプリは、ただ開くだけではなく、画像サイズや切り取りなどの編集もできます。カメラ等で撮った写真が大きすぎる時や、使いたい部分のみ切り取りたいときなど、プレビューを活用しましょう。
プレビュー利用時の注意点
今回は、選択した画像をそのまま編集してしまいます。編集前の状態を残しておきたいときは、コピーを作成しておくようにしましょう。万が一、プレビューされた画像をそのまま編集してしまった場合は、もとの画像は失われるため注意してください。
今回は、犬が3匹横に並んでいる写真(以下、sample.jpg)を使って、具体的な手順をご説明します。
画像のサイズ変更方法
1. プレビューでsample.jpgを開く
まずは、編集したい画像をダブルクリックして、プレビューで開きます。対象の画像が画面に表示されたら、アプリを使ってプレビューした状態となります。
2. メニューバーの「サイズを調整」を選択する
画像をプレビューしたら、画像サイズの変更画面を開きます。メニューバーの「ツール」>「サイズを調整」を選択すれば、サイズ変更画面が表示されます。
3. 「サイズを調整」の画面で任意サイズを入力する
表示されたウィンドウで、任意の画像のサイズを入力します。ここでは、単位を「ピクセル」にしています。単位によって調整後のサイズが大きく異なるため、間違えないように注意しましょう。
画像を加工する際、縦横比を変更したくないということもありますよね。その際は、「縦横比を固定」にチェックを入れておくと、歪まずに画像を小さくできます。
4. 作業完了
画像が任意のサイズに調整されていれば「OK」を押して、作業完了です。
画像の切り抜き(トリミング)方法
次に、画像の切り抜きをやってみましょう。トリミングとも呼ばれる作業ですが、画像の任意の部分に限定して切り抜くことができます。
1. プレビューで開く
まずは、編集したい画像をダブルクリックして、プレビューで開きます。画像を開くところまでは、サイズの調整と作業内容は同じです。
2. メニューバーの「長方形で選択」をクリックする
次に、メニューバーの「ツール」>「長方形で選択」をクリックして、画像の切り抜き作業に着手します。
3. 3匹のうち一番左の犬の上に点線の四角形を表示させる
画像の上でドラッグして、四角を作ります。点線が表示された後は、縦横を自由に調整できます。切り抜き場所は、簡単に変更可能なので点線が表示された後に、微調整を行いましょう。
4. 切り取りをして、犬が1匹だけの画像にする
画像の切り抜き部分について範囲が確定した後は、「ツール」>「切り取り」を選択して作業完了です。
その他便利な活用方法
他にもプレビューの便利な使い方をご紹介します。
犬の写真を最初と比較して明るくする
「ツール」>「カラーを調整する」と選択してください。この作業を行えば、簡単に画像を明るくできます。「ちょっと暗いので、明るくしたいな」と思った際に、非常に有効な機能です。
マークアップツールバー
また、「表示」>「マークアップツールバーを表示」で、より詳細に画像を編集できるツールバーが表示されます。
四角形でなく、曲線で画像を切り取る
長方形以外の画像の切り取りをしたいこともあるでしょう。マークアップツールバーを表示すれば、長方形でなく投げ縄で自由な形に切り取れます。
写真の上に星の形や文字を入れる
画像を編集して、写真の上に「図形」や「人のコメント」を入れたくなることもあるでしょう。その場合は、マークアップツールバーを利用すれば、画像に文字や図形を簡単に入れることができます。
まとめ
時間をかけてWebサイトを更新するのなら、内容によって適切なサイズの画像を選択し、より綺麗な画像を使用した方がユーザーからの印象が良くなります。プレビューは、無料で使える便利なアプリです。
有料のツールを使わなくても、プレビューの機能だけで様々なことができます。非常に簡単で使いやすいアプリなので、Macユーザーの方は使ってみてはいかがでしょうか。