XMLサイトマップとは？効果と設置方法について

XMLサイトマップをご存知の方もそうでない方も、XMLサイトマップについて、その重要性を再認識してみませんか？
こちらではXMLサイトマップについて、その内容と設定方法などをシンプルに説明していきます。

XMLサイトマップとは

XMLサイトマップとはXMLファイルの形式をとり、Googleなどの検索エンジンに送信するサイトマップのことを指します。
XMLサイトマップは検索エンジンを案内するために作成しますが、その中身はテキストのデータです。
XMLサイトマップには、どこに何のコンテンツがあるのか、追加・削除した記録や、いつホームページを更新したかなどの情報が記載されています。
つまりXMLサイトマップは、検索エンジンにどんなホームページで、そんなページがいくつあって、といったことを知らせるためのファイルです。

XMLサイトマップの効果とは

XMLサイトマップを作成して検索エンジンに送信すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。
メリットというより、送信しないデメリットの方が大きくなります。
もともと検索エンジンは、検索サイトの検索結果にホームページを掲載するべく、ホームページに関するいろいろな情報を自動的に集めています。
その情報の素の一つとして、XMLサイトマップがあります。
検索エンジンはホームページから、サイトマップの送信がされない場合、いつホームページをクロール※1 してインデックス※2 するか分からないのです。

• ※1 検索結果に表示するために検索エンジンに訪問してもらい、認知してもらうこと
• ※2 検索結果のリストに加えること

まだXMLサイトマップを登録していない方は急いで登録を

XMLサイトマップを作成しないまま放置したらどうでしょうか。ホームページを公開してから、一週間でクロールされるかもしれないし、一ヶ月後にクロールされるのかわからないということになります。クロールされるまでは自社のホームページが検索結果に表示されないわけですから、なんだかもったいない気がしますよね。
そこで、XMLサイトマップの出番です。
自社のホームページのXMLサイトマップを作成し、検索エンジンに送信することによって、「こんなホームページがありますよ、検索結果に表示してくださいね」といったメッセージを送ることができるのです。この情報送信後、早ければ数分でインデックスされることもあります。いままで全く検索結果に出てこなかったページが表示されるようになると、外部からの訪問者が格段に多くなります。

XMLサイトマップ作成方法

では、実際にXMLサイトマップを作成してみましょう。
使用するCMS（ホームページを構築するためのサービス）によっては、デフォルトでファイル化されていたり、プラグインが用意されていたりするので、それをインストールすることで、自動的にXMLサイトマップを作成してくれるサービスがあります。
ちなみに「サイト職人」では、デフォルトで自動的にXMLサイトマップを生成するので、問題ありません。
もし、CMSが入っていないホームページを運用しているのであれば、「sitemap.xml Editor」
などのWebサービスを使用してファイル作成し、サーバに直接アップロードしましょう。

XMLサイトマップの送信方法

実際にXMLサイトマップを作成ができたら、今度は検索エンジンにXMLサイトマップを送信しましょう。
今回は、Googleに送信する場合をご紹介します。

手順

1. Googleサーチコンソール にアクセスして、ログインします。
   ※サーチコンソールの登録方法は、サーチコンソール内の手順に従ってください。
2. ログインできたら、該当のホームページの管理画面に移動します。
3. 左メニューから、「クロール」をクリック、プルダウンメニュー内から「サイトマップ」をクリックします。
4. 右上部にある「サイトマップの追加/テスト」といった赤いボタンをクリックします。
5. 出現したテキストエリアに、設置したXMLサイトマップの格納先を入力します。（例）sitemap.xml
6. 「送信」をクリックした後、時間を置いて見て、送信したページがインデックスされれば完了です。

HTMLファイルのサイトマップとの違い

ちなみに、HTMLファイルのサイトマップというのもありますが、これはユーザーがホームページを閲覧したときに、ホームページの全コンテンツをサイトマップとして表示するものです。
HTMLサイトマップは、ユーザーのためにどこに何のコンテンツがあるかを視覚的に案内するために作成するもので、XMLサイトマップとは別の物ですのでご注意ください。

まとめ

XMLサイトマップを送信することで、より早くホームページの存在や更新情報を検索エンジンに知らせることができるので、検索結果の順位を上げる要因のひとつになります。
せっかくホームページを作成・更新しても、知ってもらわなければ、元も子もありません。XMLサイトマップの設定がまだ済んでいない方がいたら、今すぐ作成して送信してみましょう。