ECサイトを構築しよう。サービス・ツールをご紹介
- 投稿日:2024年01月30日
- 作成者:machimura.t
- カテゴリ:CMS
ECサイトを運営する際は、便利なサービスやツールを積極的に利用しましょう。サービスやツールによっては、アクセス解析やデザイン変更、決済情報の管理などをすべて自動化できます。
今回は、ECサイトを初めて運用される方に向けて、サービスやツールをわかりやすく解説していきます。
ECサイトを構築する方法
まずは、基本となるECサイトの構築方法をご紹介します。
ASPカート
ASPカートとは、決済機能や会員管理機能など、ECサイトに必要な基本機能を備えたショッピングカートシステムです。
クラウド型で提供されるため、初期費用や月額費用が比較的安価で、専門知識がなくても簡単にECサイトを構築できます。
【特徴】
・初期費用や月額費用が比較的安価に運用できる。
・専門知識がなくても簡単に構築できる。
・基本機能が豊富についている。
【規模感】
・小規模から中規模のECサイトに適している。
・中小企業や個人事業主向け。
【メリット】
・初期費用や月額費用を抑えやすい。
・構築や運用にかかる工数やコストを削減できる。
・予算が少なくても、すぐにECサイトを立ち上げられる。
・システムのメンテナンスやセキュリティ対策が提供者に委ねられる。
・利用者が多いため、ユーザーサポートやコミュニティが有益な場合が多い。
【デメリット】
・カスタマイズ性に乏しい。
・機能拡張やシステム改修には多くの費用を要する。
・大規模なECサイトには向いていない。
ECパッケージ
ECパッケージとは、ECサイトに必要な機能をパッケージ化したソフトウェアです。
ASPカートと同様に、初期費用や月額費用が比較的安価で、専門知識がなくても簡単にECサイトを構築できます。
しかし、ASPカートよりもカスタマイズ性に優れており、大規模なECサイトにも対応可能です。
【特徴】
・自由度が高いが比較的安価に運用できる。
・自社のサーバーにインストールして使用する。
・カスタマイズ性に優れている
【規模感】
・中規模から大規模のECサイトに適している。
【メリット】
・高いカスタマイズ性と拡張性を有している。
・一度採用すれば、継続的な使用料が発生しない場合が多い。
・自社のサーバーで運営するため、データ管理が容易である。
【デメリット】
・初期コストが高い。
・サーバー管理やセキュリティ対策が自社で必要になる。
・アップデートが限られる場合がある。
ショッピングモール
ショッピングモールとは、複数の店舗が集まって運営するECサイトです。
出店者側は、ショッピングモールのシステムを利用するだけで、簡単にECサイトを立ち上げることができます。
【特徴】
・簡単にECサイトを立ち上げられる。
・集客力がある。
・運営や管理の負担が軽減される。
【規模感】
・小規模から大規模のECサイトに適している。
【メリット】
・自社サイトを運営するよりも構築や運用に工数やコストを大幅に削減できる。
・集客力があるので、新規顧客を効果的に集められる。
・運営や管理の負担が軽減される。
【デメリット】
・販売手数料が高い。
・他社との差別化が難しい。
フルスクラッチ
フルスクラッチとは、ゼロからECサイトを構築する手法です。
自社の要件に合わせて自由にECサイトを構築できるため、大規模なECサイトや独自の機能が必要なECサイトに適しています。
【特徴】
・自社の要件に合わせて自由に構築できる。
・大規模なECサイトや独自の機能が必要なECサイトに適している。
【規模感】
・大規模なECサイトに適している。
【メリット】
・自社の要件に合わせて自由に構築できる。
・独自の機能をつけられるため、他社では実現不可能なユーザーエクスペリエンスを提供できる。
【デメリット】
・構築や運用にかかる工数やコストが大きい。
・ゼロから構築するには専門知識や技術力が必要になる。
・システムの保守やメンテナンスにかかるコストが大きい。
ASPカート
次に、ASPカートのサービスをご紹介します。
makeshop
makeshopは、国内で非常に利用率の高いASPカートです。
651の機能がそろっており、カスタマイズ性も高いため、幅広い規模のECサイトに適しています。
初心者でも使いやすいのはもちろん、豊富な機能拡張オプションや海外販売機能など、他社にはない強みもあります。
カラーミーショップ
カラーミーショップは、初期費用・月額費用が無料で、デザイン性の高いECサイトを構築しやすいのが特徴です。
テンプレートから選ぶだけで簡単にサイトを作成できるため、初心者でも手軽に始められます。
Shopify
Shopifyは、海外発のASPカートです。
世界中で利用されており、多言語や多通貨に対応しているため、越境ECにも適しています。
また、豊富なアプリやテーマが用意されており、自由度の高いカスタマイズが可能です。
BASE
BASEは、月額費用が無料で利用できるASPカートで、手軽にシンプルでインパクトのあるECサイトを構築できます。
また、SNSやブログと連携した集客がしやすいのも特徴で、「商品の保管・梱包・配送代行サービス」などの機能を使うことで、
配送の仕組みを簡略化できます。
futureshop
futureshopは、中規模から大規模のECサイトに適した売り上げを拡大したい会社向けのASPカートです。
豊富な機能と高い拡張性を備えており、大規模なECサイトの運営にも対応できます。また、サポート体制が充実しているのも特徴です。
ECパッケージ
次に、ECパッケージのサービスをご紹介します。
EC-CUBE
EC-CUBEは、国内でも非常に利用率の高いECパッケージでクラウド版はメンテナンスの必要がないため非常に人気が高いです。
売上集計や税率計算、複数配送など、さまざまな機能が無料で利用でき、既存のデザインを自由に変更できることが大きな特徴です。
Welcart
Welcartは、初心者でも簡単にECサイトを構築できるようにWordPress専用に設計されたECパッケージです。
WordPressに追加すれば、誰でも簡単にサイトを作成できるため、手軽に始められます。WordPressに使い慣れている方は、
非常に使いやすいと感じるでしょう。
ecbeing
ecbeingは、中規模から大規模のECサイトに適したECパッケージです。
こちらのサービスの強みは、製品力・個別対応力・技術力・サポート力の高さです。
また、さまざまな販売経路を実現していきたい企業に適しています。
Commerce21
Commerce21は、大規模なECサイトに適したECパッケージです。
大規模サイトの運営に必要な機能を備えており、規模や利用負荷の増加などに対応できる体制が整っています。
また、セキュリティ対策が万全なのも特徴です。
ショッピングモール
次に、ショッピングモールをご紹介します。
Amazon
Amazonは、世界最大のECモールです。
世界中から商品を購入することができ、Amazonプライム会員向けの配送サービスや、Amazon Payなどの決済サービスも充実しています。
専任スタッフからのサポートが受けられるため、初めての利用の方でも安心して利用できます。
楽天市場
楽天市場は、国内最大のショッピングモールで、日本国内の幅広い商品を購入することができます。
また、楽天スーパーポイントなどのポイント制度や楽天グループの各種サービスとの連携など楽天独自のサービスとの連携性が非常に充実しています。
ヤフーショッピング
ヤフーショッピングは、楽天と並んでトップクラスのショッピングモールです。
ヤフーオークションと併せて非常に高い知名度を有しており、日本国内の幅広い商品を購入することができます。
また、Yahoo! JAPANの各種サービスとの連携が充実しており、Yahoo!ウォレットやYahoo!プレミアム会員などのサービスも利用できます。
他にも、無料の電話サポートはもちろん、他サイトへのリンクが可能なため、非常に使いやすいです。
まとめ
ECサイトのサービスやツールは、会社によってどれが使いやすいかというのは変わってきます。
どれにすべきかわからない場合は、他社の利用しているサービスを参考に、ECサイトを構築していきましょう。