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画像が持つ効果について知ろう~画像優位性効果とモンタージュ理論~

画像が持つ効果について知ろう~画像優位性効果とモンタージュ理論~ホームページやプレゼンテーションなどで何か物事を説明する際は、言葉で全て説明するのではなく、画像も用いるようにしましょう。なぜ、画像を用いた方が良いのかというと、言葉よりも画像の方が認識しやすく、あとで記憶として思い出しやすいとされているからです。

 

レイアウトや加工など、画像の見せ方は状況によって様々ですが、今回は画像そのものが持つ効果についてご紹介します。

 

画像優位性効果とは?

画像の持つ効果について学ぶ際、画像優位性効果は代表的な効果なのでしっかりと押さえましょう。画像優位性効果とは、人間の脳は、言葉よりも図や写真の方がイメージとして伝わりやすく、認識されやすい傾向にあることをいいます。

 

例えば、インターネット通販のホームページの情報が文章ばかりだと、どのようなものを販売しているのか、イメージしづらいですよね。一方で、文章に限らず、写真や絵を多用していれば、自分が手に取り使用している姿までイメージすることができます。

 

また、文章のみだと記憶効率が悪く、人の目を引き付けることができません。文章ばかりのホームページだと離脱されやすい傾向にあるという事実からも、画像優位性効果に対する理解が深まります。

 

画像優位性効果とは?

画像優位性効果による記憶効果

『ブレイン・ルール』の著者のジョン・メディナの研究によれば、文章だけのプレゼンテーションは、画像を用いたものと比べて、著しく記憶効率が悪いことがわかっています。つまり、プレゼンテーションをしても、相手に十分に伝わっておらず、思い出されづらいということです。

 

具体的な数字を用いて伝えると、文章だけの伝達では72時間後には10%しか記憶に残っていませんが、画像を加えて伝えると、65%もの情報が記憶に残ることが分かっています。上記のように人間は、文章と画像を併用することで記憶効率が良くなります。

画像優位性効果の応用例

画像優位性効果を実社会の中で、上手く利用していた人がいます。Apple社のスティーブ・ジョブズです。スティーブ・ジョブズの画像優位性効果を用いたプレゼンテーションは、業界でも非常に有名です。

 

スティーブ・ジョブズは、プレゼンテーションで文章を多用しませんでした。文章は最小限に減らし、画像を用いて製品に搭載されている機能をアピールしたのです。
そのため、聴衆はスライドを見た瞬間に「このスマホを持てば、電話やインターネットができるのだな」と認識することができたのです。

 

「プレゼンテーションは、既存にない情報を伝える場だから、たくさんの文章を使うべきだ」と思い込んでいる方は、スティーブ・ジョブズの画像優位性効果を利用したプレゼンテーションを動画で見てみましょう。

 

モンタージュ理論とは?

写真が1枚の場合、読み手に与えるイメージはある程度固定されてしまいます。しかし、同一紙面上に複数の写真を掲載すると、写真の組み合わせやサイズ、配置方法などによって印象が変わりますよね。これは、モンタージュ理論によって生じている現象です。

 

モンタージュ理論とは、写真同士の関係性で状況を暗示させる技法のことです。そもそも、モンタージュという言葉には、組み立てるや組み合わせるといった意味があります。

モンタージュ理論の効果を最大化するには?

映像の世界で働いている方であれば、モンタージュ理論を頻繁に利用しているかもしれません。なぜなら、モンタージュ理論は、映像の編集技術に用いられる技法だからです。
例えば、雪の風景と家族、コタツの3枚の写真を並べると、「寒い雪の降る日本の冬を、家族でコタツに入って過ごしているのだな。あったかそうだなあ」といったイメージを多くの人が持ちます。

 

写真自体はそれぞれ独立していても、人間の脳はそれぞれの写真の意味合いを感じとり、組み合わせることができるため、ひとつのストーリーを作ります。モンタージュ理論の現象効果は、写真の位置や大きさによって変わってきます。

 

モンタージュ理論の効果を最大化するには?イメージ画像1

 

モンタージュ理論の効果を最大化するには?イメージ画像2

 

写真の位置がバラバラだとストーリー性がなくなります。写真同士の関連性がなくなってしまうからです。一方で、大きさを揃えて並べると関連性が高まるため、ストーリー性が生まれます。

 

まとめ

画像優位性効果やモンタージュ理論などの効果は、ホームページのレイアウトは勿論、プレゼン資料にも活用できます。コンテンツを制作するものの、離脱率が高いという方は、メッセージの伝え方に問題があるのかもしれません。

 

もし、メッセージの伝え方を見直したいのであれば、画像優位性効果を思い出して文章量を減らし、画像を有効的に使っていきましょう。また、画像を利用する際は、モンタージュ理論を思い出して、それぞれの画像が持つ意味やストーリーを考えながら、人の記憶に残るデザインを作りましょう。

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