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スルーされないWebプロモーション

スルーされないWebプロモーション
「既読スルー」といった言葉を聞いたことがありますか。若者を中心に人気の高いコミュニケーションツール「LINE」の中で、相手がメッセージを受け取ったことを確認したうえで返信しないことを指す言葉です。試しにGoogleの検索窓に「既読スルー」という言葉を入力してみましょう。サジェッション(予測変換)が返す言葉の数々に、青春の切なさ、甘酸っぱさを感じること請け合いです。

さて、「既読スルー」は極めて心の痛む言葉ではありますが、一方で「読んでもらった」ということまでは分かるので、ある意味では親切な機能といえます。これが現実のラブレターではどうでしょうか。果たして本当に読んでもらえたのか、それともビリビリに破かれて捨てられてしまったのか、確かめる術が(本人に聞かない限り)ありません。

これはビジネス、とりわけ広告についても同じようなことが考えられます。例えばダイレクトメールを打ち出して、その反応がイマイチだったとき。「その内容が響かなかったのか」、あるいは「そもそも内容を見られていないのか」で話は大きく変わってきます。つまり、既読スルーなのか未読スルーなのかを判断する必要があるのです。

Webを使ったプロモーションの利点の1つに、オフラインのダイレクトメールなどと比べて「何が悪かったのか」を分析するための方法が揃っていることが挙げられます。Web担当者の基本ではありますが、ホームページ・リスティング/ディスプレイ広告・メールマガジンの3つのプロモーション別に分析方法を見ていくことにしましょう。

ホームページはAnalyticsでチェック

Webを使ったプロモーションのうち、最も基本的なツールは、もちろんホームページです。ホームページが既読スルーなのか未読スルーなのかを調べるためのツールは、やはり王道のGoogle Analyticsですね。
Google Analyticsを使えば各ページのアクセス数はもちろん、滞在時間や離脱率を計測することができます。アクセス数が十分にあるのに、滞在時間が短かったり離脱率が高かったりするのであれば、ページの内容を疑うべきです。一方、そもそもアクセス数が少ないのであれば、来訪してもらうための工夫が足りないことになります。

リスティング広告はそれぞれの管理画面でチェック

GoogleやYahoo!にリスティング広告やディスプレイネットワーク広告を出稿している場合は、それぞれの管理画面から多くの情報が得られます。インプレッション数やクリック率に問題があるのか、あるいは遷移先のページに問題があるのか、細かく切り分けて考えていくことができます。

メールマガジンは一工夫が必要

上記の2つと比べ、メールマガジンは一筋縄ではいかない販促ツールです。
そもそも、テキストメールでは既読なのか未読なのかを判断することが技術的に出来ません。
メールマガジンを細かく分析するためには、開封率(=メールマガジンを受け取ったユーザーが開封した確立)を確認するための仕掛けを設定する必要があります。そのため、ほとんどの場合でHTMLメールが使われます。
また、開封率の他にもクリック率(=メールマガジンの中の目標リンクが、クリックされた確率)にも気を配る必要があります。開封したけどリンク先には飛んでくれない、まさに既読スルーされているのかどうかを測ることが出来ます。

スルーされないメールマガジンの5箇条

メールマガジンはHTMLメールの場合であっても、ほとんどが文章で構成されています。そのため、ホームページやリスティング広告と比べ改善しやすいツールとも言えます。既読スルー・未読スルーされないためには、以下のような工夫が求められます。

  1. 差出人
    メールの件名よりもメールの差出人名の方が大きく表示されるソフトもあるため、件名に並んで大切な要素。
    ブランド力がある企業や製品では、その名称を差出人名に含めてみるのも良い。
  2. メルマガの件名を工夫する
    本文の内容、開封のメリットを明記する。「個数」や「期間」をメールの件名に含める。
  3. 受取人名
    ばら撒きの印象を抑えるため、メール本文に会社名や受取人名を差し込む機能があれば使用する。
  4. メルマガ送信の日時・曜日を変更する
    送信してから2時間以内に全体の開封者の20%以上が開封。送信後6時間で開封者の約半分に達する、というデータがある。ターゲットユーザーの活動時間を把握して、送信の日時・曜日を設定する。
  5. 重要なリンクは上に配置
    メルマガは短時間で目を通す人がほとんどなので、一番読んでもらいたい情報は、一番上に配置。
    一番重要な部分をスクロールなしで見える場所に配置するのが理想。

プロモーションは1回勝負ではない

たとえ渡したラブレターの反応が悪くても、LINEの返信が返ってこなくても、「内容を変えて再チャレンジしよう」とはいきません。現実はとても厳しいものです。
しかしホームページやWeb広告、メールマガジンは定期的に改善することができます。1度失敗したら全て終わりではありません。
だからこそ、反応が悪い時は「なぜ」「どのように」スルーされてしまっているのかが重要です。たとえ最初の反応が悪くても、くじけない強い心を持って、スルーされている状態を詳しく分析して、改善を続けていきましょう。正しい改善を続けていけば、きっとユーザーの心を射止めることができるはずです。

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