新たな指標「E-E-A-T」とは?これからは体験談も品質向上の役に立つ
- 投稿日:2023年02月28日
- 作成者:ito.y
- カテゴリ:SEO
SEO対策を取り組む中で検索品質評価ガイドラインが重要視されるという話は聞いたことがあるかと思います。中でもE-A-Tという指標は、SEO対策の記事ではよく目にする言葉ではないでしょうか。
2022年12月にGoogleが検索品質評価ガイドラインをアップデートしました。このアップデートで注目されているのは、新しい評価ガイドラインとして「E-E-A-T」という言葉が登場したことです。今回は、既存のE-A-Tとどのような関係があるのか、SEO対策においてどれほど重要なのか解説致します。
E-E-A-Tとは
E-A-TにEが追加され、E-E-A-Tへと新しい指標が完成しました。新しいEは、Experience=経験の頭文字となり、全体としてはダブルイーエーティーと読みます。
ExperienceのEは、特別上位表示に影響を与えることはありませんが、決して無視できる存在ではありません。E-A-Tについて、まだ詳しくご存じない方は、弊社のE-A-Tについての過去の記事をご参照ください。
https://www.weblab.co.jp/blog/staff/seo/10767.html
追加された「E」とは
新しく追加されたEとは、いったいどのようなものなのか、深堀していきます。EはExperienceであり、主に経験や体験を意味します。Googleのガイドラインによれば、トピックに対する経験談を表しており、そのトピックについてどのような実体験や人生経験を持っているかを求めるものとされています。
一般的に製品の評判を知りたいときはレビューを見ようと考えられるため、経験談が役に立つコンテンツになります。そのため、「~という商品は、~といわれている」や「~というサービスは、~が使いやすいと評判が良い」というように、人から聞いた情報だけでなく、「~を使ってみたら~という点が使いやすく、ずっと使っていきたいと思った」というように自分自身の経験でコンテンツ作りをすることが求められるということです。
追加された「E」とは
新しいEとして経験が追加されたことだけが変更点ではありません。今回、TがTrustworthinessからTrustへ変更されました。このように英語の読み方は変わりますが、意味は依然と変わらず信頼性となります。しかし、これまでのE-A-Tでは並列な関係にありましたが、E-E-A-TではTrust(信頼性)が最も重要な要素となり、最上位に位置することになりました。
そのため、その分野について非常に専門的な知識を持つ専門家であったとしても、信頼性が低いというページであれば、Googleからの評価を得ることはできません。つまり、専門家であるよりも情報が真実であるのかということが最優先に分析されることになります。
SEOにおける信頼性の位置関係を見直す
Googleによって公開されている検索品質評価ガイドラインを見れば、信頼性のあるコンテンツを公開できれば上位表示できることがわかりました。では、信頼性のあるコンテンツは、どのように作成すれば、良いのでしょうか。改めて、信頼性というものの位置関係を見直していきます。
信頼性は、他の3要素の最上位に位置するものとなります。つまり、Expertise(専門性)やAuthoritativeness(権威性)、Experience(経験)よりも、上に位置するということです。このような位置関係を理解しておけば、信頼性の成立条件が理解しやすくなります。
なぜなら、3要素の存在なくして、信頼性の成立はありえないからです。たとえば、専門家でなければ情報が正しいとは断言できません。また、利用した経験がなければ、人から聞いた情報となるため、信頼に値するとはいえないでしょう。
そのため、コンテンツを作成する場合は、これらの3要素を満たしながら作成していくと自然と信頼性の高いコンテンツが完成します。
まとめ
E-E-A-Tとして新しい指標が公開されましたが、上位表示に大きく影響を与えることはありません。しかし、他サイトを参考にコンテンツ作成を行っていた方は、品質向上のために経験談を意識したコンテンツ作成が求められている以上、文章構成の仕方を見直す必要性がでてきています。
これまでもコンテンツ作りに経験談をもとにしていた場合は、これまで通り今後も経験をもとにしてコンテンツ作成を継続していきましょう。